日本のハーブ
身近にある野草の代表でもあり、
生命力の強いキク科タンポポ属の多年草です。
明治時代に「野菜」として持ち込まれた
帰化植物の「西洋タンポポ」と
日本古来の「カントウタンポポ」、「カンサイタンポポ」、
そして白い花を咲かせる「シロバナタンポポ」があり、
一般的にはそれらを総称して「タンポポ」と呼ばれます。
日本では「蒲公草」と言って、
『本草和名』にも収載されており、
これを煎じた「蒲公英湯」は
健胃、強壮、催乳作用を持つ薬草茶として用いられてきました。
葉には、カリウムやβ-カロテンが含まれていて、
欧米ではサラダ野菜として生食されています。
- 学 名:Taxaxacum japonicum
(カンサイタンポポ)
Taxaxacum platycarpum
(カントウタンポポ)
Taxaxacum albidum
(シロバナタンポポ) - 別 名:ホコウエイ(蒲公英)
- 科 名:キク科
- 使用部位:根
- 薬 効:健胃、催乳