Lemon verbena
17世紀、原産地の南アメリカのアンデスから、
スペイン人によって
トマトやジャガイモとともにもたらされましたが、
元来は南米のハーブで、
アンデス地方の人々は昔から薬として利用していました。
夏になると枝先に白色や淡い色の小さな付けます。
フランス語名は「ベルベーヌ」と言います。
葉にはレモンのような芳香があり、
ヨーロッパでは
食事の際に指を洗うフィンガーボールの香り付けや、
肉や魚のニオイ消しなどに使われました。
和名は「防臭木」(ぼうしゅうぼく)と言います。
明治時代に東京でコレラが流行った時に、
コレラ除けの植物として
レモンバーベナの鉢植が売り出されたことに由来します。
また、もう1つの和名である「香水木」(こうすいぼく)は
レモンバーベナ精油を香水の原料にしたことが由来になっています。
17世紀の有名なハーバリストであり、占星術家である
ニコラス・カルペパーは、
レモンバーベナは「内側と外側の全ての傷を癒す」と記しています。
若葉のうちが最も香りが強く、
ドライにしても香りが失われにくいのが特徴です。
料理やお菓子、石鹸など、幅広い用途に用いられています。
消化促進効果と穏やかな鎮静作用があるとされ、
寝る前にリラックスするためのティーとしても人気があります。
関連事項
レモンバーベナ ティー |
レモンバーベナ 精油 |
レモンバーベナ ウォーター |