からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

ナツメ(棗)

Jujube(日本のハーブ)

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クロウメモドキ科ナツメ属の落葉高木で、
葉を落としてから、初夏にやっと芽を出すので
「ナツメ」と呼ばれるようになったと伝えられます。
また、ナツメは漢字で「棗」と書きますが、
これは「棘」という漢字から来ているそうです。
ナツメの枝の節々には2本の棘が出ており、
この棘で害虫や鳥から種を守っています。
 
7世紀後半から8世紀後半にまとめられた『万葉集』には、
ナツメが登場する歌があることから、
この時代、既に日本に伝来していたことが分かります。
甘い物が少なかった当時の日本では、
大事な甘味料として珍重され、盛んに栽培されたようです。
 
『延喜式』には、
各地から干しナツメが集められた記録が残っています。
『大和本草』には、
「毎年実を豊穣に付けるので、
 貧乏人は沢山植えて植えを助くべし」との記述があります。
 
ナツメの実を乾燥させたものが生薬の「大棗」(たいそう)です。
その主な作用は、緊張の緩和、鎮静、滋養強壮、利尿です。
筋肉の急な緊張による疼痛を和らげ、神経過敏を静め、
咳、腹痛などの痛みを取ってくれます。
 
  • 学  名:Zizyphus jujuba
  • 生薬名 :大棗(たいそう)
  • 英  名:ジュージューブ
  • 科  名:クロウメモドキ科
  • 使用部位:果実、種子、葉
  • 薬  効:健胃、鎮静、緩和、強壮、補気、補血