Mullein(ハーブ事典)
マーレインはヨーロッパ、アジアの原産で、
古代ギリシャ・ローマ時代から、
呼吸器系の不調を改善するために
利用されていたと言われています。
北米の先住民は
マレインの葉をタバコのように吸引して
喘息や痙れん性の咳の治療に用いました。
「マレイン」という名前は、
ラテン語で「柔らかい」を意味する”mollis”に由来しています。
これはこのハーブの、
柔らかな毛に覆われた葉の姿から来ています。
また、和名の「ビロードモウズイカ」は、
「ビロード」は地上部全体が毛に覆われていることに、
「モウズイカ」は
おしべに長い毛が生えていることに由来しています。
その他にも、「バーバスカム」や「キャンドルウィック」など
様々な異名があります。
「マレイン」は呼吸器系の不調に働きかけるハーブです。
花から抽出された液は、
風邪の症状、喘息、咳、気管支炎、花粉症に良いと言われています。
髪を鮮やかにするリンスなどにも使われています。
また、牛乳で葉を煮出し、ガーゼに浸して顔に置きパックをすると
保湿効果があるとも言われています。