からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

無水エタノール

基材

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「エタノール」は
アルコール類の中で、最も身近に使用される物質の1つです。
殺菌・消毒の他、食品添加物、また揮発性が高く燃料としても
使用されています。
 
歴史は古く、
エタノールの蒸留は紀元前にアレクサンドリアで行われたと
言われています。
日本では、明治6(1873)年に焼酎を再留したのが始まりと言われ、
主に「発酵法」により製造されています。
 
原料としては、白糖、糖みつ、果汁みつのような「糖質原料」や
バレイショのような「でんぷん質」などが使用されています。
現在でも、消毒、掃除など幅広い用途で用いられています。
 
「無水エタノール」は
99%以上のエチルアルコールで、蒸発するのが早いため、
アロマで利用する際そのまま使用すると、
天然精油の優れた特性を十分に発揮出来なくなってしまいます。
アロマで無水エタノールを使用する際には、
必ず精製水で薄めて使用することが大切です。
 
 
<消毒用エタノールと無水エタノールの違い>
 
「エタノール」は薬局で買うことが出来ますが、
棚には「消毒用エタノール」と「無水エタノール」とが並んでいます。
この二つの違いは、液体内に含まれているエタノールの濃度です。
「消毒用エタノール」は80vol%の濃度で、
「無水エタノール」は99.5vol%以上のものです。
 
vol%とは、体積の場合のパーセント
 
 
<保管上の注意>
  1. 直射日光の当たらない涼しい所に密栓して保管して下さい。
  2. 小児の手の届かない所に保管して下さい。
  3. 他の容器に入れ替えないで下さい。
    (誤用の原因になったり、品質が変わることがあります。)
  4. 火気に近づけないで下さい。
    (火気、その他、静電気を含む着火源から離して、保管して下さい。)
 
 
<応急処置>
  • 初期火災の場合には、大量の水又は消火器で消火して下さい。
  • 万一、目その他粘膜等に触れた場合は、大量の水で洗い流し、
    飲み込んだ場合は、水を飲ませて吐かせる等の処置をして
    医師の手当てを受けて下さい。
 
 
<使用上の注意>
  • 引火しやすいので、火気の近くでは使用しないで下さい。
  • 電化製品(樹脂製品等も含む)に使用される場合には、
    その商品の説明書きをよく読んでから使用して下さい。
  • 用途以外には使用しないで下さい。
  • 一度に大量に使用しないで下さい。
  • みだりに加熱、加減圧したり噴霧、蒸発させないで下さい。
  • 使用する場合は、こぼしたり、又は飛散しないように注意し、
    換気を充分に行なって下さい。
  • 目、その他粘膜等に触れないよう注意して下さい。
  • 飲んではいけません。
  • シミ、変色の原因となりますので、
    家具・床(ワックス掛けを含む)などの白木、桐、ニス、
    ラッカー塗装品などに使用しないで下さい。
  • 使用期限を過ぎた製品は使用しないで下さい。