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ハーブを育てる~土の選び方

ハーブ栽培

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限られた用土で育てる鉢植えやプランター栽培では、
肥料なくしてはハーブを育てることは出来ませんし、
必要な時に必要な量の肥料を与える必要があります。
 
但し、市販の培養土の多くには既に肥料が配合されていますから、
栽培期間が短いものなら、追肥しなくても育てることが出来ます。
肥料には
有機質肥料や化成肥料、液体肥料など様々な種類があり、
肥効の利き方もそれぞれ異なりますから、
用途に応じて使い分けましょう。
 
ハーブの栽培に使用する用土のうち、
一番多く使われている6種類をご紹介します。
予めブレンドされた
市販のハーブ用の培養土を利用したほうがいいかもしれないですね。
 
 

培養土

 

 
培養土とは、栽培用に調整された用土のことです。
ハーブ用の培養土を選べば、
何種類かの土が混ぜられ、弱アルカリ性に調整されて、
ハーブが育つのに適するようになっています。
メーカーによって、
「土の配合比率」や「肥料の混ぜ方」、「pH」が異なるので、
育てるハーブによって使い分ける必要があります。
 
 

赤玉土

赤玉土は、赤土を乾燥させたものです。
大粒・中粒・小粒がありますが、
ハーブの栽培には「中粒」を使うことが多いです。
通気性、排水性、保水性に優れます。
 
 

腐葉土

 
広葉樹の落ち葉を発酵分解させたものです。
通気性、保水性に優れます。
 
 

バーミキュライト

 
「蛭石」(ひるいし)とも呼ばれ、
鉱物を高温処理し、膨張させた人工の用土です。
通気性、保水性に優れます。
無機質の鉱物で軽量、無菌なので、
挿し木や種まき用の土としても使われます。
 
 

ピートモス

 
長年に渡って堆積した苔類を主とした泥炭です。
酸性で無菌の性質をもちます。
通気性、保水性、保肥性に優れます。
 
 

パーライト

 
火山岩を砕き、高温処理した人工の発泡体です。
「通気性」「排水性」に優れるタイプと、
「通気性」「保水性」に優れるタイプがあります。
 
 

通気性・排水性・保水性・保肥性の一覧

土の種類 通気性 排水性 保水性 保肥性
赤玉土  
腐葉土    
バーミキュライト  
ピートモス  
パーライト  
 
 

ハーブに最適な土の配合の仕方

土を配合する際の一番のポイントは、「水はけいいか悪いか」です。
この基本配合を元に、育てながら各土の特徴を考慮して、
少しづつ配合を変えてみて下さい。
 
ベースの土
  • 赤玉土、腐葉土
 
プラスする土
  • バーミキュライト、ピートモス
 
基本の配合の例
  • 一番基本の配合  - 赤玉土 7:腐葉土 3
  • 排水性重視の配合 - 赤玉土 6:腐葉土 3:パーライト 1
  • 保水性重視の配合 - 赤玉土 6:腐葉土 3:バーミキュライト 1
  • 挿し木や種まき  - バーミキュライト 10