ハーブ栽培
🌿 植替え
鉢やプランターに植えたハーブは種類に読手も異なりますが、
1~3年に1度は植替え、株分けを行います。
径10㎝程の小さな鉢に植えたハーブは、1年に1回、
大きめの鉢に植えたハーブは2~3年に1回、
鉢から抜いて新しい用土で植え替えてやります。
鉢に対して株が大きくなり過ぎたものは、
一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けして植えます。
1種類だけの苗でも、目的に合わせた寄せ植えでも構いません。
例えば、サラダ用、ティー用、クッキング用(イタリアンコンテナ、
エスニックコンテナなど)と決めて、苗の種類を選ぶのも楽しいですね。
1.鉢底に防虫ネットを敷いてゴロ土を入れて、
その上に適当な高さまで培養土を入れます。
苗を置いた時に、
その根元が鉢の縁から2㎝位下がった所に来るように調整。
2.苗をポットから慎重に取り出し、
鉢の中心になるように置き、
周りに培養土を入れていきます。
苗が数種類の時はバランスよく配置を。
3.鉢を軽く揺すって土をならし、
鉢底から水が流れ出すくらいにたっぷりと水やりをする。
🌿 挿し木
ローズマリーなどのような木本のハーブは、
何年か育てていると基部が木化して太くなってきます。
株分けも出来ないので、
小さく仕立て直すには「挿し木」で新しい株を作るのがおススメです。
「挿し木」は枝や茎を切り取り、そこから殖やしていく方法です。
同じ挿し木でも、「水挿し」と「土挿し」があります。「
「シソ科」、「キク科」が挿し木に向いています。
1.枝(茎)をカットする 新しい枝を選び、
2、3節(10~15㎝)程カットします。
その際切る口が斜めになるようにします。
2.下の方についている葉(下葉)は取り除き、
葉が4、5枚残るようにします。
この枝を「挿し穂」と言います。
水挿し
下葉が水につからない程度までコップに水を入れ、
そこに「挿し穂」をします。
毎日水を変えて、直射日光を避けた明るい室内で管理します。
一週間程で発根します。新しい芽が伸び出して来たら発根の証拠です。
丁寧に掘り上げて、小さな鉢やプランターに植え付けましょう。
土挿し
土挿しの場合は、挿し木用の培養土を用意します。
無菌・無肥料の「バーミキュライト」を使用することが多いです。
土を十分に湿らせておき、下葉ぎりぎりまで挿し穂を土に挿します。
2、3日は湿度を保たせ、明るい日陰で管理します。
その後、日なたに移します。
(水は与えすぎても発根しにくくなるので、滴湿保ちます。)
水揚げ
土挿しをする前に、
十分に水分を吸い上げさせるために水揚げをすることが多いです。
水挿しのように、挿し穂を水を入れたコップに入れ、
1時間程そのままにします。
十分に水分を吸わせた後に、土に挿します。
🌿 株分け
「株分け」は、
株を掘り起こして、株を分割して殖やしていく方法です。
株をただ殖やすだけでなく、株を若返らせたり、
根腐れを防ぐことにも役立ちます。
株を掘り上げ、分割する時期は花が咲く時期を避け、
「春」か「秋」に行うことが多いです。
1.根を傷つけないように、株ごと掘り上げます。
2.土を落とし、
自然に株が分かれるところで株を分割します。
無理やり分けてしまうと、株が弱る原因になります。
3.古くなった根はハサミでカットしてしまいます。
4.株を植え付け、栽培用の土を用意し、
定植させたい場所に植え付けをします。
半日陰で水をたっぷり与えます。
5.新芽が出たら日なたで育てます。