日本のハーブ
シベリアから東アジア各地に自生する多年草です。
野原や道端に多く、
地を這うように垣根を通り抜け、
繁茂してしまう生命力の逞しさから
「垣根通し」⇨「カキドオシ」となりました。
名前の由来通り、垣根があるような人里で多く見られ、
古くから民間薬として用いられてきました。
子供の「疳」や「ひきつけ」を取るという意味で、
「癇取草」(かんとりそう)の別名もあります。
花が咲いている時期に刈り取って乾燥させ、煎じて服用したり、
チンキ剤を作ってローション代わりに使うことが出来、
尿路結石など泌尿器系の不調にも有用であるとされています。
- 学 名:Glechoma hederacea
- 別 名:レンセンソウ、癇取草(かんとりそう)
- 科 名:シソ科
- 原 産 地:日本在来
- 利 用 部 位:全草
- 香り・風味:ミントのような爽やかな香り
- 生 薬 名:連銭草(れんせんそう)
- 主 な 成 分:メントン、プレゴン、アピゲニン、
ルテオリン、セスキテルペン、アルカロイド - 主 な 効 能:胆汁分泌促進、糖尿病、かんの虫の改善、
利尿、血液浄化、抗炎症(外用) - 注 意:特に知られていない