からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

グリセリンソープ(MPソープ)

手作り石鹸

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グリセリンソープ(MPソープ)とは?

 
無香料無錫色で、
天然の保湿成分であるグリセリンがたっぷり含まれていることから、
「グリセリンソープ」と呼ばれています。
「Melt and Pour」=「溶かして注ぐ」という意味で、
「MPソープ」という名前で販売されていることもあります。
 
合成のもの、植物性素材のものなど種類がいくつかありますので、
お肌に合わせて選んでみて下さい。
(敏感肌の方・お子さまには、植物性素材のものがオススメです)
 
「グリセリンソープ」は、
湯せんや電子レンジで溶かして固めるだけで、
すぐに使える石鹸を手作り出来る材料です。
精油や色素や型を変えれば、色々なデザインを楽しめ、
ここ数年人気の高まっている「宝石石鹸」も、
この「グリセリンソープ」を用いたものです。
層を重ねてカットしたり、アイスキャンディーの型で作ったりと
好きなようにアレンジ出来るところも「グリセリンソープ」の魅力です。
 
更にはグリセリンを使っていますから、
肌に優しくしっとりと優しい洗い心地です。
 
 

基本の「グリセリンソープ」の基本的な作り方

 
<材料> 
 ●お好みの精油    : 20滴
  (石鹸の重量に対して1%が目安、精油1滴は0.05㎖です)
 ●グリセリンソープ  :100g
 
<道具>
 ・デジタルスケール
 ・ナイフ、まな板
 ・ビーカー、竹串
 ・ソープ用シリコーン型
 
<作り方>
 1.グリセリンソープを溶けやすいように
   ナイフで2cm角くらいにカットし、ビーカーに入れます。
   容器は注ぎ口があるものが使いやすいです。

   

 
 2.電子レンジ(500W)で約1分溶かします。
   溶け残ったら、5秒ずつ更に加熱して完全に溶かします。
   温め過ぎると沸騰して溢れることがあるので、気を付けて下さい。
 
 3.完全に溶けたら、竹串で手早くよく混ぜ、
   お好みの精油を加えて更に混ぜて下さい。

   

   精油の量は、石鹸の重量に対して1%が目安です。
   100gの石鹸なら1.0㎖、精油の1滴が0.05mlとして20滴です。
 
 4.3.をシリコン型に注ぎ、1時間ほど置いて固まったら
   型から取り出し、風通しの良い場所で3~4日乾かします。

   

 
  5.常温または冷蔵庫で保存して、3カ月を目安に使い切りましょう。
 
 

石鹸作りをする時のポイント

・グリセリンソープは想像以上に早く固まってしまいます。
 もし紙コップの中で固まってしまったら、電子レンジで再加熱して下さい。
 
・加熱の際、溶けた石鹸はとても熱くなっていますので、
 手にかからないようにしましょう。
 
・プラスチックのコップは溶けてしまうので、加熱用に使用しないで下さい。
 
 

注意しておきたいこと

石鹸は人の肌に直接触れるものです。
そのため、いくつか注意していただきたいことがあります。
 
刺激の少ない精油を利用する
精油(エッセンシャルオイル)を入れる場合は、
刺激の少ないラベンダー、オレンジ・スイート、
ユーカリ・ラディアタ、ティートゥリーなどがオススメです。
 
濃度
濃度は石鹸容量の1%以下を守るようにして下さい。
 
偽物の精油は利用しない
極端に安い精油は本物ではありません。
100円ショップなどで販売しているアロマオイルも、
肌に直接使用する石鹸には適しません。
他には、販売されている精油は
必ず茶色や青色、緑色などのガラス製の遮光瓶に入っています。
透明のガラス製の容器やプラスティック容器に入っているものは、
精油ではありません。
 
保管の方法について
MPソープは湿気に弱いため、
作ったソープをそのまま放置しておくと
水滴がついたり、表面が白くなったりすることがあります。
保存する時は、完成して直ぐにラップに包むか、
密閉容器に入れて空気に触れないようにします。
 
また、熱に溶ける性質もあるので、
直射日光が当たる窓際や、
暖房の風が当たるようなところで保管するのは避けましょう。
 
製作した石鹸をギフトあるいは、直ぐに使わない場合は、
MPソープをラップで包みましょう。
主成分のグリセリンが空気中の水分を引き寄せて、
表面が曇ったり汚れるのを防ぐことが出来ます。
 
 

MPソープの保存の仕方

1.前側を上にして石鹸を台の上に置き、
  15~20cm四方のラップを
  左右に軽く引っ張りながら張り付けます。
2.畳んだティッシュで
  張り付けたラップを擦って空気を抜きます。
  強く擦るとラップが寄れたり、破れたりするので、
  注意が必要です。
  ラップがキレイに密着することで、
  透明感は損なわれずに済みます。
3.台の縁に石鹸を置き、
  ラップを引っ張って側面から後ろ側に張り付けます。
4.前側と同様に
  ティッシュで擦って空気を抜き、密着させます。
5.裏側までラップが回ったら、
  ラップをひとまとめにしてねじります。
6.ねじった根元をハサミでカット。
7.ラッピングの出来上がり。
  カッとした部分をシールで貼って止めます。
  透明タイプのシールだと石鹸の光の透過を妨げません。