Galangal(スパイス事典)
「ガランガル」というスパイスは
日本人には余り馴染みのないスパイスだと思います。
東南アジアでは、「ガランガル」の歴史は古く、
メジャーなスパイスとして使われています。
あの「トムヤムクン」や「タイカレー」には欠かせない
スパイスです。
スパイスの特徴
香りや風味
健康効果
東洋医学では、鼻や喉の粘膜の炎症や、呼吸器疾患を抑える薬として
処方されています。
東南アジアでは、すり潰したガランガルとライムで作る飲み物が
強壮剤として好んで飲まれていた他、
腹部にガスが溜まった際にもよく使われていたそうです。
形も風味もショウガ!
料理にはショウガと同じく根茎が使われ、
こぶのある大型のものは
外側は赤褐色で中は黄白色、
小型のものは
外側がくすんだ茶色で中は薄茶色をしています。
ガランガルには
「小ガランガル」「大ガランガル」の2種類があり、
タイ料理の材料で
「カー」の名で知られているのは「大ガランガル」です。
酸味があり、ジンジャーとペッパーを合わせたような味がします。
一方、「小ガランガル」は辛味が強く、
ユーカリに似た香りと、ジンジャーに似た味が特徴です。
使い方は日本の生姜とほぼ同じです。
みじん切りにして油で熱すると、香りが引き立ちます。
インドネシアの「ジャワ料理」「バリ料理」には欠かせません。
リフレッシュ効果が高いことで知られる
インドネシアのハーバルドリンク「ジャムウ」の材料としても
使用されています。