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ポピーシード(ケシの実)

Poppy seed(スパイス事典)

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「ポピーシード(ケシの実)」は、
あんぱんの表面についている小さな粒々です。
 
 

ポピーシードについて

ケシ科に属する植物は、
けし、ひなげし、おにげし、ちしまひなげしなど
200種類以上あると言われ、
赤や黄色などカラフルに咲き誇るポピーは鑑賞用としても人気です。
古くから薬用、食用として利用されていて、
最近はスーパーフードのひとつとして注目されています。
 
アヘン
ケシの花が散ってから約10日後、
蒴果が未熟なうちに特殊なナイフで縦に浅く切り傷をつけ、
滲み出てきた乳液がしばらくして固まってくると、
これをヘラでかき取って集め、
弱く加熱乾燥させたものが「アヘン」だそうです。
そしてそれを精製したものが「モルヒネ」です。
 
「オピオイド」は、
「中枢神経や末梢神経に存在する
特異的受容体(オピオイド受容体)への結合を介して
モルヒネに類似した作用を示す物質の総称」だそうです。
 
種類
ポピーシードを採取するためのケシは、
麻薬の成分が含まれるケシとは種類が違います。
そのため、ポピーシードに麻薬成分が含まれることはありません。
但し、あまりに大量に食べてしまったり、
熟しきっていない種を食べてしまったりすると
検査で陽性反応が出てしまうこともあるそうです。
 
ポピーシードには、
インドで主に流通する「クリームイエローシード」と、
トルコの「ブラウンシード」があり、
プチプチとした食感と香ばしさが楽しめます。
また、ヨーロッパでは
グレーがかった紺色の「ブルーポピーシード」が主流です。
 
 

スパイスの特徴

風味や香り
 
風味や香りの特徴
煎るとナッツに似た芳香
 
 
風味を引き立てるためには、
香ばしく煎ってから使用するほうがいいでしょう。
 
健康効果
ポピーシードには、
神経を鎮めてリラックス効果を得ることが出来る成分が
含まれています。
また食物繊維も多く含まれているので、
便秘に悩んでいる人にもおすすめの食べ物でもあります。
食物繊維は腸内での脂肪などの吸収を抑えるので、
悪玉コレステロールを低下させる効能も期待出来ます。
 
またポピーシードには、
善玉コレステロールを増やすオレイン酸も多く含まれますので、
動脈硬化などの生活習慣病のリスクも下げることが出来ます。
 
サイアミン、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸などの
ビタミンB群が含まれています。
ビタミンB群は不足すると
ストレスや疲労感が生まれる原因にもなるので、
疲労感の軽減にも役立ちます。
 
アーユルヴェーダでは
収斂作用、駆風作用、鎮静作用があると言われています。
 
Data
ポピーシード(ケシの実)
  • 学 名:Papaver somniferum
  • 別 名:けしの実(和)
  • 科 名:ケシ科
  • 原産地:南東ヨーロッパ、地中海沿岸
  • 利用部位:種
 <注意事項> 特に知られていない
 
 

美味しい利用方法

あんぱんの表面に散らす、けしの実のこと。
加熱することでプチプチとした食感と
くるみのような香ばしさが生まれ、
パンやケーキ、焼き菓子などの他、炒め物、揚げ物、焼き物などに、
そのまままぶしたり、挽いて利用されています。
七味唐辛子の原料やおせちの「松風焼き」にも利用されています。
 
ヨーロッパや中近東でも、パンやケーキに振り掛けたり、
砂糖やはちみつと練ったペーストを餡にしたお菓子などに使われています。
 
インドでは、他のスパイスと一緒に砕いて、
肉や魚の料理用ソースのトロミづけに用いられています。