からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

フェンネルシード

Fennel(スパイス事典)

f:id:linderabella:20200720190227j:plain

もっとも古くから栽培されているハーブの一つです。
種子は、緑がかった褐色で、長さ1㎝程の楕円形をしています。
くっきりとした筋があるのが特徴です。
表面が平らなものや、ややふっくらと膨らんだものがあります。
 
 
風味や香りの特徴
 
 
「フェンネル」の種子には、
消化を助け、口臭を消す効果があるとして、
インドでは食後に口直しとして噛む習慣があります。
日本のインドレストランにはレジ横のお皿に必ず置いてあり、
4~5粒ススメられます。
 
「アニス」に似た甘い香りと若干の苦みがあり、
魚料理によく利用されます。
 
英語名の「フェンネル」は
茎が黄緑で枯れたように見えることから
ラテン語の「フェヌム(Foenum=枯草)」に由来しています。
「スターアニス」を「大茴香」と呼ぶのに対して、
「フェンネル」は「小茴香」と呼ばれています。
 
 

おいしい利用法

「魚のハーブ」と言われ、
魚との相性が良いので、魚料理全般に応用出来ます。
 
南イタリアの伝統的なパン「タラッリーニ」は、
フェンネルシードを使った爽やかな固焼きパンで、
ワインにもよく合います。
 

 
クラムチャウダーなどに
すり潰したフェンネルを少量かけると、
ちょっとしたアクセントになります。
 
また中華のミックススパイスの「五香紛」や
「カレー粉」の原料に使われることがあります。
 
 

健康効果

消化を促し、体内のガスを排出する作用から、
便秘の緩和が期待出来ます。
「ダンディライオン」とブレンドすると、
腸内環境を整える作用が更にアップします。
 
また精油成分の「トランスアネトール」には、
去痰や鎮咳作用もあるといわれています。
 
フェンネルシード
  • 別名:茴香(ういきょう)、小茴香(しょうういきょう)
  • 科名:セリ科
  • 原産地:地中海沿岸
  • 利用部位:種子(植物学上は果実にあたる)
 
 

おススメの使用法

温湿布で便秘解消

  f:id:linderabella:20201018163643j:plain

ハーブを濃く煮出した抽出液に
タオルを浸して絞った「温湿布」をお腹に当てましょう。
火傷に注意して下さい。
 
 

関連事項

f:id:linderabella:20200719105344j:plain
ハーブ
f:id:linderabella:20200625102036j:plain
スパイスティー
f:id:linderabella:20200903172325j:plain
精油