スキンケア/ヘルスケア
タオルやガーゼなどを
精油を入れたお湯で温めたり(温湿布)、
水や氷で冷やしてから(冷湿布)、
それを患部に当てて、皮膚から精油成分を浸透させる方法です。
風邪や怪我で、マッサージやアロマバスが出来ない時や、
デリケートな部分にも精油の作用を得ることが出来るのも、
「温湿布」、「冷湿布」の大きな利点の一つです。
「温湿布」は肩こり、腰痛、生理痛、眼精疲労などの「慢性のトラブル」に、
「冷湿布」は日焼けや筋肉痛などの「急性のトラブル」に向いています。
温湿布
「温湿布」は皮膚の毛細血管を広げ血液の循環を良くするため、
肩こり、腰痛、生理痛、眼精疲労などの
「慢性のトラブル」に効果があります。
冷えやコリを感じる部分に当てましょう。
タオルは冷めるまで使えますが、
温度が下がらないように上から蒸しタオルをかぶせると効果的です。
タオルを絞る時、患部に当てる際、火傷に注意しましょう。
冷湿布
「冷湿布」は一般に炎症や腫れ、熱や痛みなど、
「急性のトラブルに」に効果があります。
精油をすくうようにタオルを浸して強めに絞り、
熱を持っている部分に当てます。
皮膚刺激がないかどうかを確認しながら行いましょう。
温湿布・冷湿布のやり方
1.「冷湿布」の場合は「冷水」を
「温湿布」の場合は「熱湯」を洗面器に入れ、
目的に応じた精油を2〜3滴落とします。
(㊟ 4滴以上は入れないようにして下さい)
2.タオルを短冊状に折り、両端を残して1.に浸します。
3.タオルを入れて濡らしたら、引き上げて絞り、
精油の油膜が直接肌につかないように、
精油を覆面を内側にしてタオルを折り畳んでから
気になる部分に優しく押し当てます。
3.「温湿布」の場合は、
時間が経つとタオルの温度が下がってくるので、
タオルを別に一枚用意して上から被せたり、
冷めてきたらもう一度熱湯に浸けるなどして、
身体が冷えないようにしましょう。
温・冷湿布の注意点
- 初めてお肌に使用する精油の場合は、
お肌の反応に気を配りながら行って下さい(パッチテスト)。 - 使う量(滴数)は3滴までです。
- 精油の種類によっては、肌に刺激を与えるものがあります。
- 長時間の使用に注意。
- 肌に当てる時、
熱過ぎたり、冷た過ぎたりしないか注意しましょう。 - 湿布を当てる箇所や時間を調整しましょう。
- 精油の色がタオルに付着する場合があるので
注意しましょう。 - 特に刺激を感じたり、赤くなったりした場合は、
すぐに使用を中止して、洗い流しましょう。 - 瞼に湿布する場合は、精油の成分が目に入らないよう、
必ず目を閉じて、
瞼の上から優しく湿布を押し当てるようにして下さい。
アロマクラフトを作る前に必ず読んで下さい
- 手作り化粧品は、自己責任で作成・使用して下さい。
- 手作り化粧品の販売・贈与は薬事法に違反します。
- 塗った後ヒリヒリしたり、不快感を感じたら、
すぐに洗い流して下さい。