からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

ローレル

Laurel

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「ローリエ」とも呼ばれ、
日本では「ゲッケイジュ(月桂樹)」の名前で知られているハーブです。
 
その歴史は古く、古代ギリシャや古代ローマの時代から
『ギリシャ神話』に登場する神・アポロンの木として神聖視され、
ローレルの小枝で編んだ冠「月桂冠」を勝利と栄光の象徴として、
競技の勝者や優秀な人物などの頭上に掲げられました。
その風習は現代にも引き継がれ、
マラソン大会で優勝者を讃える冠に使われています。
 
 
日本への伝来は、明治後期。
日露戦争の戦勝記念に植樹され、
これを機に広く普及したと言われています。
「月桂樹」という和名で知られており、庭木や垣根として人気です。
大きいものは10m以上に成長しますが、
定期的に選定をすれば、鉢植えでも育てられます。
防虫効果があるので、虫除けにも用いられます。
 
 
乾燥させた葉には甘い香りがり、煮込み料理によく使われます。
ブーケガルニに欠かせないハーブです。
ただ採ってすぐは少し青臭さがあるので、
乾燥させて新鮮なうちに利用しましょう。
 
ローレルのデータ
  • 学  名:Laurus nobilis
  • 和  名:月桂樹
  • 別  名:ベイリーブス、ローリエ
  • 科  名:クスノキ科
  • 原 産 地 :西アジアおよびヨーロッパ南部
  • 使用部分:葉、実
  • 香り・風味:清々しく明瞭な芳香がある
  • 用  途:料理、お茶、美容健康、クラフト など
  • 主な成分:1,8-シネオール、リナロール、
         オイゲノール、ゲラニオール、
         テルピネン-4-オール、ボルネオール
  • 主な作用:消化促進、抗菌、鎮痛、健胃、防虫、防腐