Laurel
「ローリエ」とも呼ばれ、
日本では「ゲッケイジュ(月桂樹)」の名前で知られているハーブです。
その歴史は古く、古代ギリシャや古代ローマの時代から
『ギリシャ神話』に登場する神・アポロンの木として神聖視され、
ローレルの小枝で編んだ冠「月桂冠」を勝利と栄光の象徴として、
競技の勝者や優秀な人物などの頭上に掲げられました。
その風習は現代にも引き継がれ、
マラソン大会で優勝者を讃える冠に使われています。
日本への伝来は、明治後期。
日露戦争の戦勝記念に植樹され、
これを機に広く普及したと言われています。
「月桂樹」という和名で知られており、庭木や垣根として人気です。
大きいものは10m以上に成長しますが、
定期的に選定をすれば、鉢植えでも育てられます。
防虫効果があるので、虫除けにも用いられます。
乾燥させた葉には甘い香りがり、煮込み料理によく使われます。
ブーケガルニに欠かせないハーブです。
ただ採ってすぐは少し青臭さがあるので、
乾燥させて新鮮なうちに利用しましょう。