jasmine(ハーブ事典)
夏から秋にかけて小さな花を咲かせます。
花は日没後に開花を始め、真夜中に満開となります。
優美な甘い香りがするため、
香料の原料として愛されてきました。
古代エジプトでは、精油を媚薬として使用し、
クレオパトラもジャスミンの香りを愛用していたそうです。
花1tから1kgしか精油が抽出されないため、
とても高価で、「香りの王」と呼ばれています。
200以上の種類があり、
香水以外にも食用、薬用と幅広く使われています。
甘い香りには、いら立ちを沈め、
リラックス効果が期待されています。
また、ホルモン分泌を調整し、
性機能障害の改善に役立てられることもあります。
アーユルヴェーダでは、
子宮を浄化し若返りの効果があると言われています。
ジャスミン茶の香りづけに利用されているのは
「アラビアジャスミン(和名:茉莉花)」の生花です。
沖縄で飲まれる「さんぴん茶」も茉莉花の香りを付けたものです。
フィリピンやインドネシアでは国花として親しまれています。
心を鎮める働きがあり、
眠れない時に飲むといいと言われています。
<関連事項>
ジャスミンティー |
ジャスミン精油 |