ハーブ・スパイス料理
ドライのスパイス&ハーブには、植物の原形をとどめた「ホールタイプ」と
細かく砕かれた「パウダータイプ」、その中間の「粗挽きタイプ」があります。
香り成分が中に留まり、香りが飛びにくいのが特徴です。
長く保存したい場合や、長時間加熱する料理に向いています。
ミルなどで細かく使う方法もおススメです。挽き立ての芳香を楽しめます。
ホールタイプ |
|
ミルで挽く
|
瓶の底で潰す
|
スパイス用のミルがあれば、
粒状のホールスパイスを細かく挽いて
新鮮な香りを楽しむことが出来ます。
細かな調整が出来るのも利点です。
少し手間が掛かるのですが、
すり鉢で潰しても香り高い。
|
瓶の底で叩いて、粗く砕く方法です。
煮込み料理などで、
ホールよりも
風味をしっかり立たせたい時に
便利な方法です。
|
加熱する
油とともに火にかけて、香りの元である精油成分を油に溶かす方法です。
インド料理などでよく使う調理法で、調理の最初に使うことから、
「スタータースパイス」と呼ばれています。
ゴマのように、乾煎りすると香りが引き立つスパイスもあります。
|
|
指で砕く、揉む
|
ちぎる、折る、切込みを入れる
|
種子がそれほど硬くなく、
砕きやすいグリーンペッパーや、
ホールタイプのハーブ、
細かいサイズのハーブに
おススメの使い方です。
砕いたり、揉んだりした瞬間に
芳香が広がります。
|
葉っぱのホールタイプは、
ちぎる、折る、切込みを入れるなどして
繊維を壊すと、
料理全体に効果的に香りをつけることが
出来ます。
|
パウダータイプ香りが飛びやすい半面、
瞬時に香りをつけたり立たせたりすることが出来るので、
素材の下味付けや料理の仕上げに便利です。
|
粗挽きタイプ香りが程良く出て、パウダーより香りが飛びにくいのが特徴です。
|
保存方法
ドライのハーブの生命は「香り」と「色」です。
その大敵は「光」「熱」「湿気」。特に、湿気に十分注意しましょう。
乾燥剤とともに密閉容器に入れて、冷暗所に置きます。
少しずつ買い足して、常に鮮度の良いものを使うようにしましょう。