Stevia(ハーブ事典)
低カロリーの甘味料
ステビアは、ダイエット飲料や食品用いられるハーブです。
砂糖の約200倍もの甘さがあり、
しかもカロリーがほとんどゼロなので、
ダイエット中に甘いものが欲しい時に役立ちます。
ステビアとは
「ステビア」は
南米パラグアイとブラジルの国境地帯に自生する
多年生キク科植物で、
ステビア属には154以上の種があると言われ、
観葉植物として親しまれたり、
ハーブとして使用されている物もあるようです。
ただ、甘味源を有するのはただ一種のみで、
学名は「Stevia rebaudiana(ステビア、レバウディアナ)」と
呼ばれています。
パラグアイの先住民であるグアラニー族によって
「聖なる草」と崇められてきたハーブです。
グアラニー族は400年も前から甘味料として使用するだけでなく、
高血圧、胸やけ、尿酸値を低下させるなど、
医療目的で使用していたのだそうです。
しかし、パラグアイは
「ステビア」の生育に適さなかったことから、
日本で栽培方法、甘味成分などの詳細な研究がされるまで
世界に紹介されていませんでした。
ステビアが日本に導入され、
品種改良・精製技術の確立・用途開発・安全性試験を繰り返し、
砂糖の200~300倍の甘さを持つ天然甘味料として
世界に先駆けて「ステビア甘味料」として製品化されました。
ハーブの特徴
風味や香り
生の葉は独特の青臭い風味があるため、
乾燥させたり、煮出してシロップにするなど、
加工して使うことが多いです。
甘味料としてだけでなく、
茎の部分を使って健康飲料や化粧品への応用もされています。
ステビアの6つの効能
ステビアは砂糖の300倍甘く、カロリーは砂糖の100分の1、
つまりほぼノーカロリーです。
ダイエット効果
ステビアは砂糖に比べ、カロリーが約100分の1です。砂糖の300倍甘く、カロリーは砂糖の100分の1、つまりほぼノーカロリーです。 そのため、甘いものが好きな方は、砂糖を使用している食品より、ステビアを使用している食品を選択すると事で、摂取するカロリーもかなり減らすことができると言えます。
糖尿病の食事療法
ほんの少しでかなりの甘みを感じることが出来るため。
2型糖尿病の発症を防ぐ
最近、ステビアに血糖値を下げる効果があることが発表されています。
血圧を下げる
ステビアに含まれる「ステビオシド」という甘味成分に、
血圧を下げる効能があるということが発表されています。
食中毒起因菌の殺菌
ステビアには「選択的殺菌作用」があるということが、
東北大学農学部の研究で判明しました。
「選択的殺菌作用」とは、必要な菌は残して、
不要な菌だけ殺菌するというもので、
ステビアは、O-157やサルモネラ黄色ブドウ球菌など
食中毒の原因となる菌を殺菌することが発表されました。
抗酸化活性作用
ステビアの茎には、
強い抗酸化活性作用があることが判明しています。
注意
ステビアの効能は数多く判明しているにも関わらず、
ステビアの使用を認めていない国が未だにあります。
その理由は、古くから言われているステビアの危険性にあります。
以前は発がん性があるとまで言われていたステビアですが、
研究により発がん性がないことは判明しました。
その他、古代ペルーで
ステビアが避妊薬として用いられていたという説から
「性ホルモンへの影響」を心配する声があります。
しかし、ステビアに性ホルモンを減少させる効果が
一切ないことが判明しています。
妊娠を望んでいる方は念のため、
ステビアの摂取を控える方が良いかもしれません。
また、ステビアがキク科の植物であることから、
キク科の植物のアレルギーを持つ人の
アナフィラキシー反応を心配する声もあります。
これも、キク科アレルギーのある方は摂取しないことをおススメします。