Salad burnet
長い茎に、鋸の葉のような小さな歯を沢山つけます。
若葉は生のまま食べられ、寒さにも強く、年中育つため、
いつでも摘んで利用することが出来ます。
初夏に深赤色の愛らしい丸い花を咲かせるため、
観賞用の切り花やドライフラワーとしても利用されています。
全草にキュウリそっくりの香りが漂っているため、
「ベジタリアンのハーブ」と呼ばれています。
イギリスの植物学者ジョン・ジェラードは、
「これを食べると陽気になれる。
ワインに入れると飲み口が一層上品で爽やかになる」と
言っています。
またフランシス・ベーコンの書物には、
「このハーブはタイムとウォーターミントの間に植えると良い。
そうすれば、その上を歩くと大層心地よい香りが
辺り一杯に漂うだろう。」と書いてあります。
全草にタンニンが含まれていることから
止血、収斂効果があり、
昔から切り傷や皮膚の薬草として重宝されてきました。
学名はラテン語で、
「傷口や内出血を癒すもの」という意味です。