Kumis Kuching(ハーブ事典)
成長すると1m程になる「クミスクチン」は、
シソ科の多年草で、
6月から11月にかけて白や薄紫の可憐な花を咲かせます。
葉にはポリフェノールの一種であるロズマリン酸や、
カリウムが多く含まれていて、
腎臓病、高血圧、糖尿病、神経痛、リウマチ、関節炎などに
効果があると言われています。
クミスクチンとは東南アジアの言語で「猫の髭」という意味です。
ピンと伸びた雄しべと雌しべが猫の髭を連想させることから
名づけられました。
和名も直訳の「ネコノヒゲ」です。
沖縄では、ウコン、グァバ、ヨモギと並ぶ代表的な薬草で、
薬草茶として利用されています。
インドネシアやマレーシアでは、
昔から「腎臓のお茶」と言われ、利尿作用が高いだけでなく、
ナトリウム、塩素、尿酸などの排泄も増やす働きがあります。
また、尿路の殺菌感染症や炎症などの薬剤として用いられています。