Echinacea(ハーブ事典)
北米の先住民が愛用していたハーブ
「エキナセア」は、
中心部分が突き出たようなユニークな花の形と、
美しい赤紫色の花びらが特徴的なキクの仲間です。
その姿が似ていることから、
ギリシャ語でハリネズミを意味する
「echinos(エキノース)」から名付けられました。
インディアンのハーブ
かつて、北米の先住民によく用いられたことから
「インディアンのハーブ」と呼ばれていました。
抗菌作用や傷を癒す作用があるため、
動物の咬み傷や傷の手当、虫刺されなど、
万能薬として役立てられたようです。
主に根の部分を利用していたようです。
(現在は、ほぼ全ての部位がハーブとして利用されています。)
1870年に、米国の医師H.C.Fマイヤーが初めて治療に使用したことで、
一躍有名なハーブとなりました。
天然の抗生物質
「エキナセア」には免疫力を高める効能があり、
ウイルスや細菌の侵入を阻みます。
体内から毒素を取り除き、感染症を撃退してくれるのです。
そのため、「天然の抗生物質」とも呼ばれます。
現在では、風邪やインフルエンザの時に
ハーブティーやチンキを使用すると症状の緩和が期待出来る他、
膀胱炎やヘルペスなどの感染症や傷口の消毒にも用いられています。