日本のハーブ
谷あいや沢などに自生する落葉高木で、
4月から5月に房状に花が咲きます。
観賞用として馴染みのある植物ですが、
樹皮を「桜皮」(おうひ)と言い、
6月から7月頃にその樹皮を採取し、
漢方では咳や湿疹、蕁麻疹などの治療に用いています。
去痰生薬のキキョウ流エキス・桜皮流エキスが「たん」を出しやすくします
オオシマザクラの葉の塩漬けには独特の香りがあり、
「桜餅」に利用されています。
サクラの「サ」は田の神様、「クラ」は神様の座を意味し、
精霊が宿る花として信じられてきました。
- 学 名:Prunus grayana Maxim.
- 生 薬 名 :桜皮(おうひ)
- 科 名:バラ科
- 使用部分:樹皮