日本のハーブ
葉が大きいのが名前の由来とされる「オオバコ」は、
日本全国で見られ、雑草として扱われていますが、
逞しい繁殖力があり、繊維質の葉はとても丈夫で、
人間に踏まれた程度では傷つきません。
また種子は濡れると粘り気を帯び、
通りかかった動物や人間の足にくっついて繁殖していきます。
若葉は天ぷらにしたり、
ゆでて、お浸しや和え物にして食べられています。
薬草としての働きもあり、
古くから咳止めや利尿を目的に使われてきました。
- 学 名:Plantago asiatica
- 別 名:オンバコ、カエルッパ、車前草
- 原 産 地:日本、China,韓国
- 科 名:オオバコ科
- 使 用 部 位:全草
- 香り・風味:飲みやすい草の風味
- 生 薬 名:車前草(しゃぜんそう)、車前子(しゃぜんし)
- 主 な 成 分:イリドイド配糖体、プランタギニン、
ホモプランタギニン - 主 な 作 用:去痰、鎮咳、利尿、健胃、整腸、むくみ改善、
止血、消炎、 - 安 全 性:2d(種子、ハスク[種子の皮]に対する注意)
腸閉塞、食堂狭窄、異常な腸の狭小化には禁忌