日本のハーブ
「ヒバ」は、ヒノキ科・ヒノキ亜科で
アスナロ属アスナロという一属一種の日本特産樹種です。
ヒバの中でも「青森ヒバ」は、
「木曽ヒノキ」、「秋田杉」と並ぶ「日本三大美林」とされています。
青森ヒバから多く抽出される「ヒノキチオール」という精油には、
カビなどの菌に対抗する抗菌性がある他、
雑菌から出るニオイを防ぐことも出来るので、消臭効果もあります。
そのため、青森ヒバはまな板などに使われることも多いのです。
ダニやシロアリ、蚊を寄せ付けないという効果に加え、
腐りにくいため、
建造物にとって非常に有用な木と言えます。
歴史的な建物にも多く使用されています。
「ヒノキチオール」という精油には、
ストレスを和らげ、リラックスさせる効果のある成分が含まれています。
室内に置いて芳香剤で用いたり、入浴剤として利用されます。
「ヒノキチオール」は、勿論「ヒノキ」にも含まれていますが、
実は「ヒノキ」よりも「ヒバ」に多く含まれています。
- 学 名:Thujopsis dolabrata var. hondae
- 別 名:ヒノキアスナロ
- 科 名:ヒノキ科
- 原 産 地:日本
- 使 用 部 分:心材、根、枝、葉
- 香り・風味:昔懐かしい木の香り、
木造建築の新築の香り - 主 な 成 分:ヒノキチオール、ツヨプセン、
テルピノレン、リモネン、
セドロール、β-ドラブリン - 主 な 作 用:抗菌、殺菌、防虫、浄化、免疫賦活