日本のハーブ
「ハハコグサ」は、日本全国の田畑の土手や原野などに自生し、
概ね、毎年5月~6月頃に開花します。
ハハコグサの若い茎葉は食用とされ、
「春の七草」の一つ「御形」(ごぎょう)として知られています。
かつてはヨモギの代わりに草餅に使われていました。
日干しにした生薬は、
葉がネズミの耳に、花が黄色の麹に似ていることから、
「鼠麹草」(そきくそう)と呼ばれています。
咳や痰など、喉の不調に、
煎じて服用もしくはうがい薬として利用されます。
- 学 名:Gnaphalium affine
- 別 名:御形(ごぎょう)、這子草(ほおこぐさ)、
仏耳草(ぶつじぐさ)、鼠耳(そじ)、
餅花(もちばな)など - 生 薬 名 :鼠麹草 (そきくそう)
- 科 名:キク科
- 原 産 地 :日本
- 使用部分:帯花の全草
- 主な成分:フィトステロール、ルテオリン、
モノグリコシド、フラボノイド - 主な作用:去痰、鎮咳、利尿、下痢
- 注 意:キク科アレルギーのある人は注意