日本のハーブ
「ギョウジャニンニク」は、
日本には近畿以北から北海道にかけて分布しています。
東北より南では高山でしか見られません。
滋養強壮作用があり、生育速度が5~7年と長くかかることから、
希少な山菜として取り扱われています。
「ギョウジャニンニク」という名前の由来は、
山にこもる修験道の行者が食べたことからとする説と、
逆にこれを食べると滋養がつき過ぎて修行にならないため、
食べることを禁じたからという説があります。
葉にはニンニクに似た香りがあり、
香り成分の「アリシン」が
ニンニクよりもの豊富に含まれています。
抗菌作用やビタミンB1活性効果があり、
滋養強壮、疲労回復に用いられます。
また、硫化アリルの効能で、
血液中の資質を減らしたり、
活性酸素を除去し、老化防止にも役立つと言われています。
- 学 名:Allium victorialis
- 別 名:アイヌネギ、ヤマビル
- 科 名:ヒガンバナ科
- 原産地 :日本、China、極東ロシア
- 利用部分:茎、葉
<主な成分> 硫化アリル
<主な作用> 抗菌、滋養強壮、抗炎症
<注意事項> 特になし