日本のハーブ
マメ科の1年草で、アメリカ大陸原産ですが、
広く熱帯アジアに広まって栽培されています。
日本では「エビスグサ」、
China大陸南部の広西省やインド産の「コエビスグサ」が
基原とされています。
和名の「エビス」は
七福神の「恵比寿様」と勘違いされそうですが、
実際は遠い異国から渡来したという意味の
「夷草」に由来します。
生薬名を「ケツメイシ」(決明子)と言います。
一般には、「ハブ茶」の名で古くから健康茶として利用されています。
利尿、消炎、抗菌作用があり、膀胱炎やむくみ、腎炎に用いられます。
- 学 名:Cassia obtusifolia または Cassia tora
- 別 名:ロッカクソウ、ケツメイシ
- 原 産 地 :China、朝鮮半島、東南アジア、日本
- 科 名:マメ科
- 使用部位:種子、葉
- 主な成分:アントラキノン類、ナフタリン誘導体、
アントロン誘導体 - 主な作用:緩下、整腸、利尿、降圧、
明目(目の充血を除き、眼の機能を改善すること) - 安 全 性 :2d
腸閉塞、原因不明の腹痛、腸炎(虫垂炎、大腸炎、
クローン病、過敏性腸症候群、大腸メラノーゼ)
の人に禁忌。
8日間を超える使用禁止。