からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

ダイズ(大豆)

日本のハーブ

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ダイズ(大豆)は、
Chinaやシベリア原産でマメ科の一年草です。
米や、麦、粟、稗などとともに「五穀」の一つとされ、
重要な植物性たんぱく質として、
様々なものに加工され、食品として利用されます。
 
ダイズは、古くから日本人の食生活には欠かせない食材です。
枝豆は、未熟な大豆を摘み取ってり塩茹したものです。
成熟した豆を煮豆にして食べる他、
若芽は「もやし」、
大豆を絞った上澄みは「豆乳」、
その絞りかすを「オカラ」、
大豆を乾燥させて粉末にした「きなこ」、
煮豆を漉して苦汁を入れて整形した「豆腐」、
その上皮の「湯葉」、
豆腐をスライスして揚げた「厚揚げ「に「油揚げ」、
発酵させて作った「醤油」「味噌」「納豆」などの醗酵食品、
「凍み豆腐」に「大豆油」など、様々な形で親しまれてきました。
 
風味や香りの特徴
ほのかな甘み
 
 

健康効果

大豆に含まれる「イソフラボン配糖体」には
「フィトエストロゲン作用」があり、
更年期の諸症状に有効と言われる他、
「レシチン」に脂質代謝を促す働きがあることから、
動脈硬化や肝臓病などの生活習慣病にも役立つとされています。
また、認知症などの脳神経疾患に効果のある
「コリン」も含まれています。
 
漢方では「黒豆」を用い、
血液促進や利尿、筋肉や関節の痛みに処方されます。
 
「黒大豆」は「黒豆」とも呼ばれ、
煮豆にするのが一般的ですが、
納豆や豆腐にも加工されています。
皮の黒い色は色素成分の「アントシアニン」で、
抗酸化作用があります。
 
大豆には「ダイゼイン」や「ゲニステイン」などの
「イソフラボン類」が含まれ、
体内で「エストロゲン」に似た働きをすることが分かっています。
中でも「ダイゼイン」は、
腸内細菌によって代謝を受け生成する「エクオール」は
エストロゲン様作用が強く、
更年期の諸症状の緩和に大きく働くと言われています。
体内でエクオールを生成出来る腸内細菌は
数種類あると言われていますが、
その菌を持っていない人は、
大豆を食べてもエクオールを産出することは出来ません。
 
  • 学  名:Glycine max
  • 別  名:オオマメ、ミソマメ、アゼマメ
  • 科  名:マメ科
  • 使用部分:種子
 <主な成分>
  たんぱく質、炭水化物、α-リノレン酸、リノール酸、
  イソフラボン類(ゲニステイン、ダイゼイン)、
  ミネラル(カリウム、鉄、カルシウム、亜鉛)
 
 <主な作用>
  ホルモン調整、美肌、発汗、健胃、保湿、滋養、
  強壮、抗コレステロール、抗アレルギー