日本のハーブ
「アマドコロ」は日本各地の山地などに自生し、
すずらんに似た花を咲かせます。
花の形はややスリムな釣鐘型で裾が少し開きます。
切り花として畑に植えたり、観賞用に庭園にも植えられます。
春先に出てくる若芽と、地中に伸びている根茎が
山菜として食用にされています。果実は有毒です。
名前の由来は、太い根茎の形がトコロ(ヤマノイモ)に似ていて、
甘みがあることによります。
アマドコロの根茎を乾燥したものが
「玉竹」(ぎょくちく)とか「萎蕤」(いずい)という生薬です。
滋養強壮、疲労回復に良く、血圧を下げる効能があると
言われています。
- 学 名:Polygonatum odoratum
- 生 薬 名 :玉竹(ぎょくちく)、萎蕤(いずい)
- 科 名:キジカクシ科
- 使用部分:根茎
- 主な効能:滋養、強壮、消炎、鎮咳、血圧降下、
強心作用