日本のハーブ
China原産の一年草。
日本では農耕文化が始まった当時から栽培されています。
日本各地で栽培されていますが、国産の9割以上は北海道産です。
「小豆」は、昔から、赤飯や餡などに広く利用されています。
小豆の「赤色」は、魔除けや厄除け、開運のちからがあるとされ、
生命力の象徴とみなされてきました。
邪気を防ぐとして、「小正月」に小豆粥を食べるのは
平安時代から連綿と続く食習慣です。
また、祝い事に赤飯を炊くのは室町時代から始まりました。
小豆は、大豆や落花生など脂質が中心の豆と違い、
食物繊維と糖質で構成される炭水化物が主体の豆です。
タンパク質も豊富で、ビタミンB群やミネラルを含みます。
あずきは低脂質・高タンパクで食物繊維の豊富な健康食品なのです。
- 学 名:Vigna angularis
- 生 薬 名 :赤小豆(しゃくしょうず、せきしょうず)
- 科 名:マメ科
- 使用部分:種子
- 主な成分:食物繊維、ポリフェノール、鉄分、
サポニン、ビタミンB1、カリウム - 主な薬効:むくみ、便秘、脚気、痔の改善、
消炎、利尿、催乳