からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

精油の取り扱い方

精油(エッセンシャルオイル)

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精油は高濃度に芳香成分が凝縮されているので、
安全に効果的に精油を取り扱うポイントを覚えておきましょう。
また、手は必ず洗って清潔な状態で取り扱って下さい。
 
1日に使う精油の滴数を決めておきましょう
(大人の場合で目安は6~7滴程度)。
 
また、作用に慣れてしまうので、
ある程度(1~2か月が目安)でレシピを変更していきましょう。
 
 

精油は丁寧に、清潔な手で扱いましょう

芳香成分の効果を充分に発揮させるために、
精油を扱う時は手を洗って清潔にしておきましょう。
 
 

瓶をしっかりと持つ

 
瓶をしっかりと手のひらに持ち、精油の瓶の蓋を回して開けます。
原液が肌についてしまった場合は、石鹸でよく洗い流して下さい。
それでも異常が見られる場合には、直ぐに医師の診断を受けましょう。
 
 

1滴ずつ落としましょう

 
精油の原液は刺激が強いので、
直接肌や粘膜につかないよう注意が必要です。
瓶の注ぎ口にも手を触れないようにして、丁寧に扱いましょう。
 
瓶を45度に傾けて、精油が自然に落ちてくるのを待ちます。
粘性の高い精油はなかなか落ちてきませんが、
手で瓶を握って温めながら、
気長に自然と落ちてくるのを待って下さい。
なかなか精油が出てこないからといって、
瓶を振って出そうとすると、
精油が突然飛び出して、
衣服や肌などに付いてしまう可能性があるので、
瓶は振ったりしないようにして下さい。
 
逆に、サラッとした精油は、余り傾け過ぎると、
ドドドーッとたくさん出てしまうことがありますので、
それにも注意が必要です。
 
 

皮膚に使う時は必ず薄めましょう

 
精油は植物の香り成分を高濃度に凝縮したものなので、
原液のままでは刺激が強過ぎます。
肌に塗る場合には、必ず基材で薄めて使いましょう。
代表的な基材には、キャリアオイル(植物油)があります。
 
精油を薄める割合は「1%以下」が目安ですが、
使う精油の種類や使用方法により多少変わってきます。
特に顔などのデリケートな部分に使う場合や
敏感肌の人、アレルギー体質の人は、
更に薄めの濃度(0.5%以下)を心掛けましょう。
 
初めて精油を肌に使う時には
予めパッチテストをしたほうが安心です。
 
他、「精油を安全に使うために」を参照して下さい。
 

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使えない精油の種類を確認しておきましょう

 
赤ちゃん、幼児、ペット、妊婦、てんかんの方は、
使えない精油の種類を確認しておきましょう。
「光毒性」のある精油は、
日光に当たるとシミになってしまうこともあります。
特にベルガモットは要注意しましょう。
 
光毒性
精油の中には、肌についた状態で紫外線に当たると、
皮膚にダメージを与える「光毒性」という作用を持つものがあります。
紫外線に当たった場合には、精油の中に含まれるフロクマリン類という成分が紫外線のエネルギーを蓄積します。
その後、一度にそのエネルギーを皮膚内に放出するため、光毒性効果が生じて短期間で強いタンニング、すなわち日焼けを起こします。
強い日焼けというのは火傷と同じですので、その度合いによっては、皮膚にシミとして残ってしまったり、皮膚の組織を損傷したりしてしまいます。
光毒性を持つ代表的な精油と言えば、
ベルガモット、アンジェリカ・ルート、レモン、グレープフルーツの4種です。
 
 
また、精油成分の一部には、
皮膚表面から精油成分が浸透した時点で、
皮膚組織や末梢血管を直接刺激し、
炎症、紅斑、かゆみなどの反応を起こすものがあり、
これを「皮膚刺激」と呼んでいます。
 

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直ぐに蓋を閉めましょう

 
使い終わったら、直ぐに蓋をしっかりと閉めます。
精油は揮発性が高いので、そのままにしておくと揮発が進んだり、
酸化して固まったり、劣化してしまいます。 
 
 

汚れたらアルコールで拭く

 
瓶の縁に精油がついてしまった時は、
無水エタノールを含ませたティッシュなどで縁を拭いておくと、
精油が固まって蓋が開かなくなってしまうのを防いでくれます。
精油の瓶の口に付いたまま蓋を閉めてしまうと、
精油が固まってしまって、蓋が開けにくくなることがあります。