からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

精油の抽出方法

精油(エッセンシャルオイル)

f:id:linderabella:20200903172325j:plain

f:id:linderabella:20200717182018j:plain

 

水蒸気蒸留法

 現在、最も広く使われている抽出方法です。
 蒸留釜に原料となる芳香植物を入れて蒸気を通し、
 蒸気の熱によって水蒸気とともに揮発した芳香成分を冷却します。
 こうして出来た液体の上澄みが「精油」で、
 下には精油を微量に含んだ「芳香蒸留水(フローラルウォーター)」を
 得ることが出来ます。
 
 <水蒸気蒸留法で抽出される精油>
  イランイラン、ジュニパーベリー、ゼラニウム、
  ティートリー、ユーカリ、ペパーミント、ラベンダー、
  ローズマリー、カモミール・ジャーマン、カモミール・ローマン、
  クラリセージ、サイプレス、サンダルウッド・インド、
  サンダルウッド・オーストラリア、 スイートマジョラム、
  ネロリ、パチュリ、ブラックペッパー、フランキンセンス、
  ペチバー、メリッサ、レモングラス、ローズオットー  など
 
 

圧搾法

 柑橘類の果皮から芳香成分を搾り取る方法。
 果皮をローラーで圧縮し、遠心法で分離して精油を得ます。
 低温で圧縮するので、自然の香りが保たれやすい一方、
 やや不純物が混じることがあるため、
 他の精油に比べ劣化が早いのが欠点。
 
 <圧搾法で抽出される精油(柑橘系)>
  オレンジ・スイート、グレープフルーツ、ベルガモット、レモン など
 
 

揮発性有機溶剤抽出法

 石油エーテルなどの揮発性有機溶剤を使って
 植物の芳香成分を得る方法。
 原料となる芳香植物を揮発性有機溶剤に浸け、
 溶け出した芳香成分や天然ワックス成分を低温で揮発させると、
 残る半固体状の「コンクリート」にエチルアルコールを加えて溶かし、
 ワックス成分を除去して精油を得ます。
 花からこの方法で得られた芳香成分を「アブソリュート」、
 樹脂から得られた芳香成分を「レジノイド」と言います。
 
 <揮発性有機溶剤抽出法で抽出される精油>
  ローズアブソリュート、ジャスミン、ベンゾイン(安息香) など
 
 

超臨界流体抽出法(液化ガス抽出法)

 主に「二酸化炭素」などの「液化ガス」を溶剤として、
 熱と圧力を加え、気体と液体の間の流体状態(超臨界状態)にし、
 芳香成分を吸着させます。
 圧力を緩めて溶剤を気化させると、
 「精油(エキストラクト)」だけが残ります。
 装置が高価なため、この方法は一般的ではありません。
 
 

油脂吸着法

 牛脂や豚脂などの油脂に植物の芳香成分を吸着させる方法です。
 芳香成分を吸着して飽和状態になった「油脂(ポマード)」から、
 エチルアルコールで芳香成分を溶出し、
 更にエチルアルコールを取り除いて、
 「精油(アブソリュート)」を得ます。
 「冷浸法(アンフルラージュ)」と「温浸法(マセレーション)」が
 あります。
 伝統的に行われてきた方法ですが、大変手間が掛かるため、
 現在はほとんど行われていません。