Rose otto (精油事典)
女性ホルモンに働きかけ、幸福感をもたらす
「ローズ・オットー」という種類のバラがある訳ではなく、
原種に近い「ダマスクローズ」の花から
「水蒸気蒸留法」により抽出した、
採油率が低く、大変貴重で高価な精油です。
ブルガリア産のものが最高品質とされ、
「ブルガリアンローズ」と呼ばれています。
香りの特徴
混じりけがなく、深みと透明感のある
うっとりするローズの香りがします。
精油の働き
「香りの女王」と呼ばれるこのバラには、
シトロネロールやゲラニオールを始め、
多種多様な成分が含まれ、研究が重ねられています。
鎮静や免疫を調整する作用と同時に、
高揚感ももたらします。
ホルモンバランスを整え、
更年期障害やPMS(月経前症候群)の諸症状を緩和。
皮膚の修復作用が老化や乾燥から肌を守り、
アンチエイジング効果も期待出来ます。
中世ヨーロッパでは、
不老長寿の妙薬、若返りの薬として人気がありました。
中世のアラビアの医師であり哲学者のイブン・シーナは
このバラのフローラルウォーターを治療に利用したそうです。
低温(約10℃以下)で固まると言う性質がありますが、
手で温めると再び液体に戻ります。
(精油は原液では直接触らないで下さい)
精油の副産物である「ローズウォーター」も、
化粧水などに利用されています。
精油のデータ
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