からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

オポポナックス(スイートミルラ)

Opoponax(精油事典)

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ミルラに近いが、より甘い香り

 
オポパナックス精油の原産地は
東アフリカのソマリア、エチオピア東部のハラール地方で、
熱帯性で生息しています。
少し甘い香りがすることから、
別名・スイートミルラなどと呼ばれており、
甘い香りで癒されたい女性に人気です。
 
 

オポポナックスとは

 
オポポナックス精油は、
古代から宗教儀式としても活用されていた精油です。
古代ギリシャの神殿では
薫香として用いられていたという記述がある歴史のある香りです。
主にアジアや中東のお香として注目されており、
オポポナックスの樹脂を粉末にしたものが
アロマのように活用されてきました。
 
ここ数十年で商業用に採取されることが激増したため、
現在はカンラン科のいくつかの近縁種を原料植物とするものが、
「オポポナクス」と呼ばれています。
 
 

香りの特徴

 
オポパナックス精油は、クセのない柔らかい甘みが薫る精油です。
香水としても人気です。
 
香りの特徴
【樹脂系】
ミルラに近いがより甘い香り
 
ノート ミドルノート   香りの強さ
 
 

精油の働き

 
木が自らを守るために、
樹皮の表面に抗菌作用のある樹脂を出すことから、
精油としては、抗菌作用、抗炎症作用があり、
皮膚の感染症に用いられることがあります。
原産地のソマリアでは、
傷の手当てや消化器系の症状緩和にも用いられてきた歴史があります。
 
アロマテラピーでも心を浄化させてくれる香りであることから
多くの人が癒される香りです。
気分をスッキリしたい時や心が弱っている時に
お部屋の芳香剤として使用してみるのもおススメです。
本来の自分を取り戻す力もあるので
スピリチュアル的な効果も期待出来ると言われています。
また鎮静作用や刺激作用もあるので、
不安や恐怖、悲しみなどを発散させてくれるため、
心を穏やかにしてくれます。
 
お腹の調子を良くする作用もあり、体の傷を癒す効果もあるので、
オポポナックス精油はココナッツオイルと混ぜマッサージすることで
全身の筋肉痛や関節痛を和らげる働きがあると言われています。
 
 
精油の働き
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 ・不安感から解放させ、リラックスする
 
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 ・胃腸の調子を整える
 
 
 
作  用
  去痰、駆風、健胃、抗炎症、抗カタル、
  抗菌、収斂、血行促進、鎮静、
  皮膚細胞再生  など
 
主な成分
  β-オシメン、α-ビサボレン、α-サンタレン、
  β-ミルセン、ベルガモテン、
  ゲルマクレンD、デカノール
 
 

精油のデータ

  精油データ 
  • 学   名: ommiphora erythraea
  • 科   名:カンラン科
  • 原 産 地:東アフリカ
  • 抽 出 部 位:樹脂
  • 精油製造法:水蒸気蒸留法、有機溶剤抽出法
  • 精 油 の 色:オレンジ~淡い黄緑色
  • 相性の良い精油
     クラリセージ、ジュニパーベリー、
     パイン・ニードル、フランキンセンス
  • 注意事項
    ・刺激強いので肌への使用は避け、
     0.1%以下の濃度で使用(IFPAガイドライン)
    ・妊娠中・授乳中は使用を避ける
    ・てんかん症や神経の疾患のある人は避ける
 
 

おススメ使い方

芳香浴、フレグランス