Lantana(精油事典)
「ランタナ」は、マダガスカルを始め、
多くの地域に自生するクマツヅラ科の常緑小低木です。
赤色、オレンジ色、黄色、白色、紫色などの
カラフルな色の花をつけ、
また花の色が次第に変化していくため、
別名「七変化」とも呼ばれます。
日本では小笠原諸島、沖縄諸島に自生しています。
世界の侵略的外来種
「ランタナ」は
国際自然保護連合が定める「世界の侵略的外来種」です。
ランタナはとても自制力が高く、種は一株に約12000個も付けます。
また、その種には「アレロパシー物質」という
他の植物の成長を抑える成分が含まれているため、
ランタナだけしか育たない環境を作ってしまうのです。
日本でも「要注意外来種生物リスト」に含まれているほどです。
香りの特徴
甘さ控えめでスパイシーな香りです。
香りが強いので、ごく少量をご使用下さい。
精油の働き
アロマテラピーではあまり使われることの無い精油ですが、
呼吸器系の不調に対して有効とされています。
抗炎症作用や抗アレルギー作用、抗菌作用などがあり、
気管支炎や喘息などの呼吸器系の不調に対して効果が期待出来ます。
防虫作用があり、防虫剤としての効果が期待出来ます。