Bergamot(精油事典)
柑橘系の中でもとりわけエレガントな精油
日本でも、清涼感のある爽やかな香りは
紅茶の「アールグレイ」の香り付けとして人気のある香りです。
柑橘系でありながら、果汁はほとんど使用されず、
果皮から得られる精油のために栽培されています。
ベルガモット
コロンブスがアフリカのカナリア諸島で発見したと
伝えたと言われるミカン科の柑橘類で、
北イタリアの地名「ベルガモ」に由来すると言われています。
イタリアでは治療薬として多くの人に用いられました。
世界最古の香水で、オーデコロンの名の元になった
「ケルンの水」の原料の主要な成分でした。
香りの特徴
その香りはデリケートで、
オレンジやレモンの中間ような柑橘の香りと
フローラルな香りも併せ持つ気品ある香りです。
「ベルガモット」は、柑橘系の中でも人気の高い精油です。
精油の働き
紅茶の「アールグレイ」の香り付けとしても有名な
ベルガモットの爽やかな柑橘系の香りは、
リラックス作用が高く、
気持ちが沈んだり落ち込んだ時に
心をゆっくりと落ち着けてくれます。
また神経の緊張緩和にも優れているので、
ストレスによる緊張や不安を和らげてくれる
働きもあります。
心身の疲労に伴う食欲不振を改善します。
また、ベルガモットに含まれる
リモネンや酢酸リナリルなどの成分には、
鎮痛・鎮痙作用があり、
副交感神経を優位にしてリラックスを促してくれます。
心の中に溜まった怒りや
不満といったネガティブな感情を緩和してくれると言われ、
ベルガモットの精油を日常的に使うことで
ストレス対策の強い味方となってくれます。
不安やうつ、それに伴う不眠などの緩和に役立ちます。
抗菌・抗ウイルス作用を持つので、
室内にアロマディフューザーを使って香りを拡散したり、
ニオイの気になる場所にスプレーして使用するのも
おススメです。
「ベルガプテン」などの成分を含んでおり、
光毒性に注意が必要です。
使用後に肌を強い紫外線にさらさないようにしましょう。
精油のデータ
おススメ使い方
蒸気吸入法
洗面器の1/4位に熱湯を入れ、精油1~2滴落とし、
目を閉じて、洗面器の上に顔を近づけ、 タオルを被ります。
鼻からゆっくり蒸気を吸い込みましょう。
アロマバス
バスタブに精油を3~5滴落として、
よく混ぜてから浸かり、ゆっくりと深呼吸しましょう。
憂鬱な気持ちを取り払うことが出来ます。
部分浴(手浴・足浴)
お湯を張った洗面器に精油を2~3滴落として、
よく混ぜてから手浴、足浴をします。
心身を鎮静させるので、就寝前に行うのがおススメです。
アロマトリートメントオイル
アロマオイルを作り
(ボディー用は1%以下、フェイス用は0.5%以下)、
身体をトリートメントします。
アロマスプレー
ベルガモット製油とラベンダー精油で作った方香水を、
スプレー容器などに入れて落ち歩けば、外出先でも気分転換出来ます。