からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

オリーブオイル

Olive oil(キャリアオイル)

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食用としてポピュラーなオイルですが、
栄養価の高さから、美容目的にもよく用いられます。
「アボガドオイル」同様、種子ではなく果肉から搾油します。
 
 

歴史

「オリーブオイル」は、人類史上最古の食用油と言われ、
6000年程前に中近東で栽培され始めました。
1世紀頃の古代ローマにおいて「オリーブオイル」は
「黄金の液体」と呼ばれ、商取引の中心となっていたそうです。
 
日本には、文久2(1862)年に
江戸幕府の侍医であった
林 洞海(はやし どうかい)がフランスから苗木を輸入し、
横須賀に植えたことが始まりとされています。
 
英国の医師バッチ博士は、
心身ともに疲労困憊した人に処方することで、
オリーブの生命力が疲労を軽減し、
エネルギー補給になると考えていました。
 
 

キャリアオイルとしての特徴

 「オリーブオイル」は数ある植物性油の中でも大変珍しい
「果実」から搾るオイルです。
「オリーブオイル」には天然の美容液とも言えるほど、
肌を若々しく保つための質のよい油分と美容成分が
そのまま含まれています。
 
特に、人間の皮脂に含まれている
「オレイン酸」を多く含んでいます。
だからこそ、肌に優しく馴染んでスーッと広がり、
角質層への浸透効果や保護効果に優れているのが特長です。
また、「ビタミンE」や「スクワラン」といった天然の美容成分も
たっぷり含まれているので、肌の保護や保湿を助けてくれます。
 
 
単独でオリーブオイルを使う際、
クセが気になる場合には、
他のキャリアオイルと混ぜることをおススメします。
また、好みの精油(エッセンシャルオイル)を混ぜると
香りも楽しめます。
 
また、肌につける場合は、食用の物ではなく、
化粧品として販売されているものを使いましょう。
 
 

オリーブオイルの6つの効果

1.炎症の緩和
オリーブオイルは、炎症に関する症状に効果的と言われています。
日焼けを含む火傷、虫刺され、痒みなどの皮膚の炎症に使用することが
出来ます。
 
2.筋肉の傷みや疲れをとる
オリーブオイルを使ったマッサージは、筋肉を鎮静させます。
筋肉痛や捻挫、打撲などの症状を緩和させると言われています。
 
3.皮膚軟化作用
皮膚を柔らかくする作用があります。
マッサージで使用すると、筋肉の疲れをとると同時に、
若返りにも効果的です。
 
4.保湿力が高い
保湿力の高さは乾燥肌や成熟肌に向いています。
クレンジングに使われることも多いです。
クレンジングの多くが余分な皮脂も取り除いてしまいますが、
オリーブオイルのクレンジングは、
保湿をしながら、汚れを取り除いてくれます。
 
5.頭皮のケアと白髪予防
毛穴の汚れを取り除き、抜け毛予防にも繋がります。
また、長年使用していると白髪の予防にもなるという人もいます。
 
6.ネイルケア
ネイルケアにも、オリーブオイルもよく使われています。
粘性が気になる場合は、
少しサラっとしたキャリアオイルと混ぜるのもいいです。
 
 

詳細

学名 Olea europaea
原料植物名 オリーブ
原料植物の科名 モクセイ科
抽出部位 果実
抽出方法 低温圧搾法(コールドプレス)
主な脂肪酸 オレイン酸
酸化 酸化しにくい
香り 熟した実の香り
薄い緑色
使い心地 粘性が高く、重い
浸透力 優れている
主な働き 1)炎症や痒みを抑え、妊娠線の予防にも
  効果がある。
2)ヘアトリートメント効果があり、
  シャンプーの原料に向く。
ブレンド クセがあるのでメインのオイルに5-20%の割合で加えると
使いやすい
相性のいい
オイル
オリーブ、セサミ、
アボカドオイルと混ぜて使うと日焼け予防に
注意点 アレルギーを引き起こす可能性があると言われています。
 
 

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