からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

月見草油(イブニングプリムローズオイル)

Evening primrose oil(キャリアオイル)

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アンチエイジング効果の高い「美容液」としても
 

 
月見草(イブニングプリムローズ)は、
北アメリカ原産の植物で、
「キングス・キュアオール
(King's cureall:王の万能薬)」の異名を持ち、
北米の先住民は外傷の治療に用いていました。
現在では、地中海沿岸に広く自生しています。
 
夏の夕方に一日限りの淡い黄色の花をゆっくりと咲かせ、
その後すぐに萎んでしまうことから、この名前がつきました。 
川底や海辺、乾燥地帯など厳しい環境でも繁殖する
生命力の強い植物です。
月見草油(イブニングプリムローズオイル)は、
その月見草の種子を圧搾または溶剤抽出したオイルです。
 

 
ビタミン、ミネラル、
必須脂肪酸のγリノレン酸、リノール酸を含んでいるため、
エモリエント効果が非常に高く、肌の乾燥を防ぎます。
アンチエイジング効果の高いオイルとして、最近人気が高まっています。
単独で使用する場合は、
美容液として毎日のスキンケアにプラスすると、
しわやたるみを防いで若い肌を維持します。
 
比較的高価で、酸化しやすいのが特徴。
クセがあるので
メインのオイルに5~20%の割合で加えると使いやすいです。
 
この種子油はサプリメントとして使われることも多く、
主に生理痛やPMS(生理前症候群)に良く用いられますが、
アトピー性皮膚炎やリウマチなどのアレルギー疾患などにも
よく使われます。
 

 
学名 Oenothera biennis
原料植物名 ツキミソウ(マツヨイグサ)
原料植物の科名 アカバナ科
抽出部位 種子
抽出方法 低温圧搾法
(コールドプレス、冷搾法、常温絞り)
主な脂肪酸 リノール酸、γリノレン酸(特徴的な脂肪酸)
酸化 酸化しやすい
香り 独特なやや強い香り
薄い黄色
浸透力 普通
使い心地 粘性がややあり、少し重いが伸びはよい
主な働き 1)しわを予防し、ハリのある肌に導く。
2)保温効果に優れ、乾燥はだぢゃ乾燥による痒み、
  炎症などを改善する。
ブレンド クセがあるのでメインのオイルに5~20%の割合で
加えると使いやすい
注意点 非常に酸化しやすいので、ごく少量ずつ購入するか、酸化防止効果のあるオイルとブレンドするとよい。