からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

メディカルハーブとは

ハーブ

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ハーブは薬草として古代より治療に用いられてきました。
そして、日々の生活を潤すために、身近なハーブを利用してきました。
 
その昔、人間は野山に分け入って狩猟や採集をして食べ物を得ていました。
「食べること」=「生きること」だったため、
腹痛や下痢などの消化器系の不調が生死を分ける一大事でした。
そういう症状に対して、
特定の草を食べると痛みが治まるといった経験を積み重ねることによって、
自分達に必要な薬草を見つけたり、
身近な動物達を観察しながら薬草の知恵を身に付けて、
身の回りにある野生のハーブを使いながら体調を整え、傷を癒してきました。
 
やがてその草から有効な成分だけを取り出すことに成功し、医薬品が生まれました。
現代では人工的に作り出すことが出来るようにな多成分もありますが、
今、私達が使っている薬の成分の大半がハーブ由来の物なのです。
 
 
ハーブの特徴は、穏やかに働きかけながら
心身を本来の健やかな状態に導いてくれるという点にあります。
 
医薬品のない時代、ハーブ・スパイスは薬草として、病気の治療や予防などに
用いられてきました。
昔から続いている、様々な伝統的な自然療法などを「代替療法」と言います。
これらに共通するのは、基本的に人の体に元々備わっている
「自然治癒力」を高めるところです。
 
ハーブやスパイスを使ったものには、
「アーユルベーダ」「植物療法」「中国伝統医学」「ユナニ医学」「チベット伝統医学」
なども、そのひとつに数えられます。
 
19世紀に入り、
ハーブに含まれている多様な成分の中から
特定の物だけを抽出・単離することが出来るようになり、
更にはその物質を薬草から抽出するのではなく、化学的に合成するようになりました。
 
20世紀には抗生物質が登場し、
化学合成の医薬品を武器とする西洋・近代医学は一気に世界に広がり、
「代替療法」は一時表舞台から姿を消すことになります。
 
「代替療法」
 近代西洋医学以外の医療植物を利用した療法のこと。

「代替替療法の分類」(米国 国立補完代替医療センター)
 ・代替医療体系
   伝統医学系統、民族療法(東洋伝統医学など)
 ・精神・身体交流
   暝想、祈り、心理・精神療法、芸術療法、音楽療法、
   ダンス療法など
 ・生物学に基づく療法
   ハーブ、食品、ビタミン、ミネラル、生理活性分子など
 ・整体や身体を基礎とした方法
   脊椎指圧療法、整骨療法、マッサージなど
 ・エネルギー療法
   気功、霊気、セラピューティックタッチ、電磁療法など
 
ところが、
1950年頃から「心の病」や「生活習慣病」などの「慢性病」が急増し、
「疾病率」は増加の一途を辿ります。
1970年頃から「医薬品の副作用」や「薬害」などが社会問題化し、
西洋・近代医学は大きな壁に突き当たりました。
 
そこで、時代の表舞台から姿を消していた「代替療法」が見直されることに
なります。
患者一人一人の心の問題や体質、それに栄養(食生活)、運動、休養と言った
ライフスタイルなど、トータルなケアを実践していく「代替療法」の良さが
再評価されたのです。
 
ただ、近代西洋医学の恩恵は図り知れません。
感染症や急性で重篤な疾患に対して素晴らしい効果を示し、
これまで助からなかった生命を救い、寿命の延長に大きく貢献しました。
 
再生医学やゲノム解析を用いた診断技術は今後も期待される分野です。
それぞれの両方の長所や短所をよく見極め、必要に応じて賢く使い分け、
時には併用していくことが大切です。
 
「統合医療」
近代西洋医学を中心として伝統医学や相補・代替医療を適宜合わせて行う医療のことを言います。
 

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