からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

フェネグリーク、カスリメティ、メティ

スパイス事典(Fenugreek, Kasoori Methi)

f:id:linderabella:20200720190227j:plain
 
大変古くから様々な用途に使われていたスパイスで、
一般的に種を「フェヌグリーク」と言い、「メティ(メッチ)」はインド名。
葉を乾燥させたものを「カスリメティ」と言います。
 
古代エジプト人は死体に詰めてミイラに香りを移したり、
種をペーストして体に塗ると体温が下がるので、解熱剤にしたり、
儀式に使うお香に、また牛の飼料にもしていました。
中近東など、宗教上の理由で肉を食べない国では、
栄養価が高い貴重なたんぱく源として重宝されています。
 
日本には江戸時代に入ってきて、和名の「コロハ(胡廬巴)」と呼ばれる漢方薬
腎臓機能障害の改善、下腹部の痛みの緩和、ヘルニア、下肢の浮腫みの改善に
用いられています。
 
 
  • 学  名:Trigonella foenum-graecum
  • 和  名:コロハ
  • 別  名:メティ、カスリメティ
  • 科  名:マメ科
  • 使用部位:種子・葉
  • 作  用:滋養強壮、精力増強、消化促進、催乳、防腐など
  • 主要成分:
  • 注意事項:子宮を刺激する作用があるため、妊娠中の使用は避けましょう。 
 
 
黄色く固い種子は、メイプルシロップに似た甘い香りと強い苦みを持ち、
スタータースパイスとして利用されることが多く、
油とともに焦がさないよう注意して炒めて、香ばしい甘い香りを引き出し、
料理にマイルドな風味を加えます。
種子自体は、炒った後も苦みを有しているため、量は控えめに用いたほうが。
 
特に南インド地方では、豆や野菜、米、魚を主体にした料理に用いられることが多く、
カレーやチャツネなどの材料としても幅広く使われています。
 
中近東地域では、水に浸した種子をその他の調味料やスパイスと一緒にすり潰して、
ディップソースの材料にしたりします。
 
スプラウトや若葉はサラダなどに、苦みのある成長した葉はカレーや炒め物などの
風味づけに幅広く用いられます。
 
カスリメティは、フェネグリークの葉を乾燥させたハーブのことです。
インド料理、主に、トマトやほうれん草を使った料理に使われています。
ほんのり苦味があって甘い香りのするハーブです。
 
[美味しい利用方法]
フェヌグリークは、カレーパウダーの重要な材料の一つ。
インドでは他のスパイスと合わせて炒めるものや、チャツネ、ピクルスに使用します。
エジプトの平らに焼く食事パンにパウダーを練り込むことも。
インドのミックススパイス「パンチフォロン」にも欠かせません。