からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

ナツメグ、メース

スパイス事典(Nutmeg / Mace)

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ナツメグは、こしょう、クローブ、シナモンとともに世界で最も広く使われている
ことから、「世界4大スパイス」と呼ばれることがあります。
昔のヨーロッパでは、非常に高価なスパイスだったため、
13世紀末のイギリスでは1ポンド(454グラム)のナツメッグで羊3頭、
14世紀末のドイツでは1ポンドのナツメッグで7頭の牡牛を手に入れることが
出来たとか。
 
ナツメグ」と「メース」は外観は異なりますが、
同じ植物の実から採取されるものです。
ナツメグ」は果実の種の中にある「仁」のことです。
一方「メース」は種の周りを覆う「仮種皮」です。
果実が完熟すると、割れて赤いレース状の「メース」が見え、それを取り除くと、
黒褐色の種が現れ、種を割ると仁である「ナツメグ」が出てきます。
 
別名 (ナツメッグ)にくずく 
(メース)  にくずくか
科名 ニクズク科
原産地 モルッカ諸島
利用部位 (ナツメッグ)種子の仁
(メース)  仮種皮
ホール 専用のミルがあり、1個入れて使う度に挽くといい香りが漂う。
意外と柔らかく、簡単に挽ける。
但し、日本ではホールの流通量は少ない。
パウダー  ホールに比べて香りはやや弱まるが、安定して出回る。
メース 完熟して収穫した時は赤色だが、乾燥させるとオレンジ色になる。
ナツメグに比べて繊細な香りなので、
臭みを抑えるよりも甘い香りをつけたい時に向く。
ホットワインにもおすすめ。
 
 
[美味しい利用方法]
ナツメグ」は挽肉などの肉類(ハンバーグ、ロールキャベツ、ミートソースなど)、
乳製品を使った料理(クリームシチューやチーズフォンデュ、グラタンなど)、
焼き菓子、野菜との相性が抜群です。
焼き菓子などに使う場合は、熱を加えることで刺激性のある香りが弱まり、
甘さが強調されるので、焼く前、煮込む前のタイミングで加えるといいでしょう。
 
「メース」も「ナツメグ」と似た使い方をしますが、より繊細で甘い風味がするため、
どちらかというと肉料理などよりも、菓子類やジャムなどの甘い物や風味づけに
使われることが多いです。