からだに優しいもの

とにかく、優しいものです。

日本のハーブ

エビスグサ(胡草)

日本のハーブ マメ科の1年草で、アメリカ大陸原産ですが、 広く熱帯アジアに広まって栽培されています。 日本では「エビスグサ」、 China大陸南部の広西省やインド産の「コエビスグサ」が 基原とされています。 和名の「エビス」は 七福神の「恵比寿様」と…

オオバコ(大葉子)

日本のハーブ 葉が大きいのが名前の由来とされる「オオバコ」は、 日本全国で見られ、雑草として扱われていますが、 逞しい繁殖力があり、繊維質の葉はとても丈夫で、 人間に踏まれた程度では傷つきません。 また種子は濡れると粘り気を帯び、 通りかかった…

オミナエシ(女郎花)

日本のハーブ 「オミナエシ」は、日本、朝鮮、Chinaなどの東アジアに分布し、 秋の日当たりのよい山野に、 3、4㎜程の小さい黄色い多数の花を咲かせます。 「秋の七草」の一つで、 『万葉集』や『源氏物語』にも登場します。 「女郎花」の仲間に白い花をつ…

カキドオシ(垣通し)

日本のハーブ シベリアから東アジア各地に自生する多年草です。 野原や道端に多く、 地を這うように垣根を通り抜け、 繁茂してしまう生命力の逞しさから 「垣根通し」⇨「カキドオシ」となりました。 名前の由来通り、垣根があるような人里で多く見られ、 古…

カボス

日本のハーブ 「かぼす」はユズやダイダイなどと同様、 ミカン属の香酸柑橘類に属し、 大分県の特産で、日本での生産量の9割以上が大分産になっています。 「カボス」は果皮が濃い緑色で酸味が強く、 特有の香気があり、ポン酢や焼き魚の風味付けとして、 …

カラスビシャク(烏柄杓)

日本のハーブ 日本の北海道から九州、朝鮮半島、Chinaに分布する多年草です。 草丈10~20cmになり、 4~5月に「仏炎苞」(ぶつえんほう)という 葉が変形した苞に包まれた花茎を伸ばします。 葉の真ん中や茎の途中などに 小さな”むかご”(葉の付け根…

カリン(花梨)

日本のハーブ 春に朱紅色の花をつけ、 晩秋に黄色く熟した果実からは甘くて芳醇な香りが漂います。 China原産の落葉樹で、日本にはそれなりに古い時代に入ってきたようです。 花や幹は鑑賞価値が高く、 果実は薬用や香りを楽しむなど実用的価値の高い樹木で…

カワラケツメイ(河原決明)

日本のハーブ 「カワラケツメイ」は、マメ科の一年草です。 名前の「ケツメイ(決明)」は 「河原」に生え、薬効が「決明」(えびすぐさ)に似ていることから。 この茶葉は、別名「弘法茶」(こうぼうちゃ)とも言われていますが、 弘法大師が全国行脚の際に…

キカラスウリ(黄烏瓜)

日本のハーブ キカラスウリは東アジアに自生する、雌雄異株の蔓性多年草です。 キカラスウリは、夏、 白く、先端がレースのように裂けて放射状に広がった花を咲かせます。 夕方暗くなってから開き、朝には萎れてしまう1日花です。 そして秋になると、 キカラ…

キキョウ(桔梗)

日本のハーブ 日本全国の日当たりの良い草地に生育する キキョウ科キキョウ属の多年草で、 鐘のような青紫や白の花を咲かせます。 最初に桔梗の名前が登場した書物は『出雲国風土記』で、 当時の日本では 各地の草原に広く野生の桔梗が生えていたと考えられ…

キクカ(菊花)

日本のハーブ 日本各地には多くの品種の野ギクが自生しており、 鎌倉時代からは天皇家の紋として「菊花紋」が利用され、 50円玉や勲章にも菊の花が描かれ、 日本のパスポートの表紙にも「菊花紋」が使われています。 このように日本人にとって馴染みの深い…

キンミズヒキ(金水引)

日本のハーブ 道端や野原で見られる黄色の花を咲かせる多年草です。 葉柄の基部に托葉があり、服などに引っ付きます。 草姿が、熨斗袋に掛ける紅白の水引に似ており、 花が黄金色に見えるということで、 金糸に見立て「キンミズヒキ(金水引)」という花名が…

クコ(枸杞)

日本のハーブ 杏仁豆腐の上にちょこんと載っている赤い果実、 「クコの実(ゴジベリー)」。 Chinaでは、不老長寿の効果があるとして スープや粥に入れられています。 また世界三大美女の一人、 楊貴妃が毎日食べていたといういわれのある美容フードです。 …

クズ(葛)

日本のハーブ マメ科クズ属の蔓性多年草で、「秋の七草」の一つです。 北海道から九州まで広く分布しており、 日当たりの良い林の緑や道端、空き地などで見かける 馴染み深い植物です。 蔓は周囲に絡みついて繁茂します。 茎の基部は木質化しており、とても…

クスノキ(樟・カンファー)

日本のハーブ クスノキは、巨樹になることから、 神聖な木として神社の境内に良く育てられます。 枝や葉を水蒸気蒸留して得られた結晶が「樟脳」です。 「樟脳」は防虫剤の他に、 神経痛や打撲の薬品としても利用されています。 学 名:Cinnamomum camphora …

クチナシ(梔子)

日本のハーブ アカネ科クチナシ属の常緑低木で、東アジアに分布します。 日本では静岡以西、四国や九州の温暖な森に自生しています。 名の由来は、果実が熟した後も裂けないことから、 口が開かない、口がないとの意味だと言われています。 また細い種子のあ…

クマザサ(隈笹・熊笹)

日本のハーブ 「クマザサ」はイネ科の常緑の笹で、 日本各地に自生しています。 一般的に「熊笹」と書かれることが多いのですが 葉に白い隈取りがあることが 名前の由来ですから、本来は「隈笹」です。 風味や香りの特徴 爽やかな香り、さっぱりとした味 クマ…

ゲットウ(月桃)

日本のハーブ 「月桃(げっとう)」は、沖縄や奄美大島、台湾などの 温暖な地域に群生するショウガ科の植物です。 清涼感溢れる香りその独特の香りを虫除けとして活用したり、 種には健胃や整腸効果があるとして、 古くから薬草として人々に親しまれてきまし…

チャノキ(茶)

日本のハーブ ツバキ科ツバキ属の常緑低木である チャノキの葉を煎じた茶は 世界中で親しまれている嗜好飲料ですが、 熱を冷ます、消化促進、利尿、解毒など、 様々な働きを持っています。 栄西の著書である『喫茶養生記』には 「茶は養生の仙薬であり、人の…

ゲンノショウコ(現の証拠)

日本のハーブ 「ゲンノショウコ」は「ドクダミ」「センブリ」と共に 「日本三大民間薬」として、古くから日本で用いられてきた薬草です。 別名を「医者いらず」とか「たちまち草」と言い、 煎じて飲めばすぐに下痢が止まることから、 「現の証拠」とか「験の…

コウヤマキ(高野槇)

日本のハーブ 現在では、日本だけに残っている貴重な日本固有の常緑針葉樹です。 庭園や寺社の境内に普通に植栽され、 宗教儀礼としてその小枝が仏前に供えられるなど、 日本の文化的・宗教的な面からも重要な樹木です。 世界的に優れた造園木として賞賛され…

コブシ(辛夷)

日本のハーブ 日本各地の野山を白い花で彩るコブシは、 種蒔きや田植えの時期を知らせる花として、 古くから農耕と密接な関係がありました。 コブシは花の時期が終わると さくらんぼのような大きな果実をつけるのですが、 この様子が子供の握り拳(こぶし)…

ゴボウ(バードック)

日本のハーブ 独特の香りと滋味溢れる素朴な味わいが、 古くから愛されている「ごぼう(牛蒡)」。 長らく、ゴボウを食べるのは 世界でも日本だけと言われてきましたが、 近年では台湾などアジアでも食べられるようになり、 ヨーロッパでの関心も高まってい…

サクラ(桜)

日本のハーブ 谷あいや沢などに自生する落葉高木で、 4月から5月に房状に花が咲きます。 観賞用として馴染みのある植物ですが、 樹皮を「桜皮」(おうひ)と言い、 6月から7月頃にその樹皮を採取し、 漢方では咳や湿疹、蕁麻疹などの治療に用いています…

サンショウ(山椒)

日本のハーブ 古くから日本人に親しまれてきた、 日本を代表するスパイスです。 ミカン科サンショウ属の落葉低木で日本各地に自生します。 主に実を利用しますが、若葉を摘んで手で叩いて香りを出し、 木の芽として和食の飾りつけに使うのも一般的です。 ま…

シークヮーサー(平実檸檬)

日本のハーブ 日本では主に沖縄県で栽培されている柑橘類です。 沖縄では在来柑橘として古くから人々に親しまれている果物で、 昔は芭蕉布の染み抜きや、繊維を柔らかくする材料としても 使われていました。 ビタミンやミネラルも豊富で、 中でも「ノビレチ…

シソ(紫蘇)

日本のハーブ 料理の薬味や梅干しなど、 日常的に目にする日本を代表するハーブの一つ「紫蘇」(しそ)。 品種は大きく分けて、 葉がグリーンの「青ジソ」と紫色の「赤ジソ」に分けられ、 それぞれに葉の表面が平らなものと、 葉の表面が波打つチリメン(縮…

シャクヤク(芍薬)

日本のハーブ シャクヤク(芍薬)はボタン科の多年草で、原産はChina。 春になるとピンクや赤色の大きな花を咲かせる植物です。 花名の由来は、姿がしなやかで優しい様を意味する 「綽約」(しゃくやく)に由来すると言われています。 また、ヨーロッパでは…

ショウガ(生姜)

日本のハーブ 「ショウガ」は料理に大活躍する香辛野菜で、 薬用としても様々な効能を発揮します。 別名「ハジカミ」。 独特の香りと辛みが 食欲をそそり、血行を良くし、体を温めてくれます。 殺菌作用もよく知られています。 生でも薬効がありますが、 蒸…

バタフライピー(チョウマメ)

バタフライピー/蝶豆(ハーブ事典・日本のハーブ) 「バタフライピー」は 東南アジアで美容に重用されてきたマメ科の植物です。 年間を通して咲くその青い花が蝶の形に似ていることから、 「バタフライピー」と呼ばれています。 インド伝統医学アーユルヴェ…