日本のハーブ
日本のハーブ 「かぼす」はユズやダイダイなどと同様、 ミカン属の香酸柑橘類に属し、 大分県の特産で、日本での生産量の9割以上が大分産になっています。 「カボス」は果皮が濃い緑色で酸味が強く、 特有の香気があり、ポン酢や焼き魚の風味付けとして、 …
日本のハーブ 日本の北海道から九州、朝鮮半島、Chinaに分布する多年草です。 草丈10~20cmになり、 4~5月に「仏炎苞」(ぶつえんほう)という 葉が変形した苞に包まれた花茎を伸ばします。 葉の真ん中や茎の途中などに 小さな”むかご”(葉の付け根…
日本のハーブ 春に朱紅色の花をつけ、 晩秋に黄色く熟した果実からは甘くて芳醇な香りが漂います。 China原産の落葉樹で、日本にはそれなりに古い時代に入ってきたようです。 花や幹は鑑賞価値が高く、 果実は薬用や香りを楽しむなど実用的価値の高い樹木で…
日本のハーブ 「カワラケツメイ」は、マメ科の一年草です。 名前の「ケツメイ(決明)」は 「河原」に生え、薬効が「決明」(えびすぐさ)に似ていることから。 この茶葉は、別名「弘法茶」(こうぼうちゃ)とも言われていますが、 弘法大師が全国行脚の際に…
日本のハーブ キカラスウリは東アジアに自生する、雌雄異株の蔓性多年草です。 キカラスウリは、夏、 白く、先端がレースのように裂けて放射状に広がった花を咲かせます。 夕方暗くなってから開き、朝には萎れてしまう1日花です。 そして秋になると、 キカラ…
日本のハーブ 日本全国の日当たりの良い草地に生育する キキョウ科キキョウ属の多年草で、 鐘のような青紫や白の花を咲かせます。 最初に桔梗の名前が登場した書物は『出雲国風土記』で、 当時の日本では 各地の草原に広く野生の桔梗が生えていたと考えられ…
日本のハーブ 日本各地には多くの品種の野ギクが自生しており、 鎌倉時代からは天皇家の紋として「菊花紋」が利用され、 50円玉や勲章にも菊の花が描かれ、 日本のパスポートの表紙にも「菊花紋」が使われています。 このように日本人にとって馴染みの深い…
日本のハーブ 道端や野原で見られる黄色の花を咲かせる多年草です。 葉柄の基部に托葉があり、服などに引っ付きます。 草姿が、熨斗袋に掛ける紅白の水引に似ており、 花が黄金色に見えるということで、 金糸に見立て「キンミズヒキ(金水引)」という花名が…
日本のハーブ 庭木としてお馴染みの「金木犀」(キンモクセイ)。 甘くフルーティーな香りが漂うと秋が来た!感じる方も多いでしょう。 別名に、「桂花」(ケイカ)や「丹桂」(タンカ)、「金桂」(キンカ) などがあります。 葉の付け根にオレンジ色の小さ…
日本のハーブ 杏仁豆腐の上にちょこんと載っている赤い果実、 「クコの実(ゴジベリー)」。 Chinaでは、不老長寿の効果があるとして スープや粥に入れられています。 また世界三大美女の一人、 楊貴妃が毎日食べていたといういわれのある美容フードです。 …
日本のハーブ マメ科クズ属の蔓性多年草で、「秋の七草」の一つです。 北海道から九州まで広く分布しており、 日当たりの良い林の緑や道端、空き地などで見かける 馴染み深い植物です。 蔓は周囲に絡みついて繁茂します。 茎の基部は木質化しており、とても…
日本のハーブ クスノキは、巨樹になることから、 神聖な木として神社の境内に良く育てられます。 枝や葉を水蒸気蒸留して得られた結晶が「樟脳」です。 「樟脳」は防虫剤の他に、 神経痛や打撲の薬品としても利用されています。 学 名:Cinnamomum camphora …
日本のハーブ アカネ科クチナシ属の常緑低木で、東アジアに分布します。 日本では静岡以西、四国や九州の温暖な森に自生しています。 名の由来は、果実が熟した後も裂けないことから、 口が開かない、口がないとの意味だと言われています。 また細い種子のあ…
日本のハーブ 「クマザサ」はイネ科の常緑の笹で、 日本各地に自生しています。 一般的に「熊笹」と書かれていることが多いのですが、 葉に白い隈取りがあることが名前の由来ですから、 本来は「隈笹」です。 風味や香りの特徴 爽やかな香り、さっぱりとした…
日本のハーブ 「月桃(げっとう)」は、沖縄や奄美大島、台湾などの 温暖な地域に群生するショウガ科の植物です。 清涼感溢れる香りその独特の香りを虫除けとして活用したり、 種には健胃や整腸効果があるとして、 古くから薬草として人々に親しまれてきまし…
日本のハーブ ツバキ科ツバキ属の常緑低木である チャノキの葉を煎じた茶は 世界中で親しまれている嗜好飲料ですが、 熱を冷ます、消化促進、利尿、解毒など、 様々な働きを持っています。 栄西の著書である『喫茶養生記』には 「茶は養生の仙薬であり、人の…
日本のハーブ 「ゲンノショウコ」は「ドクダミ」「センブリ」と共に 「日本三大民間薬」として、古くから日本で用いられてきた薬草です。 別名を「医者いらず」とか「たちまち草」と言い、 煎じて飲めばすぐに下痢が止まることから、 「現の証拠」とか「験の…
日本のハーブ 現在では、日本だけに残っている貴重な日本固有の常緑針葉樹です。 庭園や寺社の境内に普通に植栽され、 宗教儀礼としてその小枝が仏前に供えられるなど、 日本の文化的・宗教的な面からも重要な樹木です。 世界的に優れた造園木として賞賛され…
日本のハーブ 日本各地の野山を白い花で彩るコブシは、 種蒔きや田植えの時期を知らせる花として、 古くから農耕と密接な関係がありました。 コブシは花の時期が終わると さくらんぼのような大きな果実をつけるのですが、 この様子が子供の握り拳(こぶし)…
日本のハーブ 独特の香りと滋味溢れる素朴な味わいが、 古くから愛されている「ごぼう(牛蒡)」。 長らく、ゴボウを食べるのは 世界でも日本だけと言われてきましたが、 近年では台湾などアジアでも食べられるようになり、 ヨーロッパでの関心も高まってい…
日本のハーブ 谷あいや沢などに自生する落葉高木で、 4月から5月に房状に花が咲きます。 観賞用として馴染みのある植物ですが、 樹皮を「桜皮」(おうひ)と言い、 6月から7月頃にその樹皮を採取し、 漢方では咳や湿疹、蕁麻疹などの治療に用いています…
日本のハーブ 古くから日本人に親しまれてきた、 日本を代表するスパイスです。 ミカン科サンショウ属の落葉低木で日本各地に自生します。 主に実を利用しますが、若葉を摘んで手で叩いて香りを出し、 木の芽として和食の飾りつけに使うのも一般的です。 ま…
日本のハーブ 日本では主に沖縄県で栽培されている柑橘類です。 沖縄では在来柑橘として古くから人々に親しまれている果物で、 昔は芭蕉布の染み抜きや、繊維を柔らかくする材料としても 使われていました。 ビタミンやミネラルも豊富で、 中でも「ノビレチ…
日本のハーブ 料理の薬味や梅干しなど、 日常的に目にする日本を代表するハーブの一つ「紫蘇」(しそ)。 品種は大きく分けて、 葉がグリーンの「青ジソ」と紫色の「赤ジソ」に分けられ、 それぞれに葉の表面が平らなものと、 葉の表面が波打つチリメン(縮…
日本のハーブ シャクヤク(芍薬)はボタン科の多年草で、原産はChina。 春になるとピンクや赤色の大きな花を咲かせる植物です。 花名の由来は、姿がしなやかで優しい様を意味する 「綽約」(しゃくやく)に由来すると言われています。 また、ヨーロッパでは…
日本のハーブ 「ショウガ」は料理に大活躍する香辛野菜で、 薬用としても様々な効能を発揮します。 別名「ハジカミ」。 独特の香りと辛みが 食欲をそそり、血行を良くし、体を温めてくれます。 殺菌作用もよく知られています。 生でも薬効がありますが、 蒸…
バタフライピー/蝶豆(ハーブ事典・日本のハーブ) 「バタフライピー」は 東南アジアで美容に重用されてきたマメ科の植物です。 年間を通して咲くその青い花が蝶の形に似ていることから、 「バタフライピー」と呼ばれています。 インド伝統医学アーユルヴェ…
日本のハーブ 「吸い葛」(すいかずら)とは、筒状の花に蜜が含まれ、 吸うと甘い味がすることに由来します。 生薬名「忍冬」(にんどう)の由来は、 文字通り冬でも葉や茎は枯れず、 寒さに耐え忍んでいる様子からきたと言われています。 解熱、解毒の目的…
日本の薬草 杉は日本一樹高が高くなる木で、 大きいものでは50m以上にもなります。 しかも、杉は日本一長寿の木。 世界遺産である「屋久杉」を始め、 樹齢千年を超える大木が日本各地に現存しています。 更に、日本で一番多く植えられている木も「杉」です。…
日本のハーブ 春になると、河川敷や土手、道端などに眼を向ければ、 とても地味なですが、土筆(つくし)が所々に見られます。 土筆は早春に芽を出す「スギナ」の胞子茎です。 和名の「スギナ」は 草の形が杉に似ているから「杉菜」と名がついたという説や、…